2019年05月10日

雀の子育ては本能が導くマニュアルで完璧に実施される

’19年5月10日(金)

〇落ちてきたスズメの子

「おじいちゃん、
 ちょっと来て!」
初夏が近づいてきた、
ある日のことす。
庭先で遊んでいた
翔君(8歳)が、大きな
声でおじいちゃんを
呼びました。
「翔、どうした・・・・・・おや、
 これはスズメの子だね。
 近くに巣があったのかな」

巣から落ちてしまったので
しょうか。

おじいさんは、ヒナがいる
場所を中心に少し広めの
スペースを取って、
段ボールの切れ端で簡単な
囲いをつくってやりました。
そして翔君を促して家の中に
戻り、窓からそっと見守る
ことにしました。
(略)

「スズメの子は自分で
 飛べるようになるまで、
 お父さんやお母さんに
 エサを運んでもらわ
 ないといけないんだ。
 人間がいたら、親が
 近づけないだろう?
 このまま子育てを続け
 られるように、そっとして
 おいてあげようね」

「あんなに小さいのに、
 いっぱい食べるんだね」
「うん、だからスズメの
 子育ては、親鳥に任せる
 のが一番なんだ」
「でも、もし猫なんかが
 入って来たりしたら、
 危なくないかなあ」
「簡単だけど目隠しを
 つくったから、大丈夫
 だろう。それに、
 うちの庭の中のことだし、
 昼間はおじいちゃんが
 おばあちゃんと交代で、
 できるだけ見張っておく
 ようにするから」
(略)

数日がたつと、ヒナは
足がしっかりしてきた
様子で、時折、羽ばたく
ようなしぐさも見せる
ようになりました。

すると親スズメは、・・・
囲いの中の、少しだけ
離れたところに
降り立って、よちよち
歩きのヒナのほうから
寄ってくるのを待つ
そぶりを見せます。
「どうやら、歩く訓練を
 しているみたいだよ」
 (略)
それからさらに数日後、
日曜日の朝の出来事で
した。
親スズメが近くの庭木の
枝に止まったまま、
なかなか降りてこないの
です。
ヒナは囲いの中から
見上げているようです。
次の瞬間、ヒナは
バタバタと羽を動かすと、
親スズメの止まっている
枝をめざしてよろよろと
飛んでいきました。

ヒナが追いかける、
親スズメがまた次の枝へ
飛び移る。そんなことを
何回繰り返したでしょうか。
やがて一つの枝に並んで
止まったスズメの親子は、
翔君とおじいさんのことを
じっと見つめているよう
でした。(略)
(道徳を考える月刊誌
 ニューモラル‘19/4/13
 特別編集号)

 
水に潜るカイツブリは
濡れた体で卵を抱くので
人が孵卵器で孵すときも
時々、卵に水を掛けな
ければならない。

動物好きの娘婿は
落ちていた雀の雛を
拾ってきて、
育てようとした。
電球で暖めたり、
練り餌を注射器で
与えたりしたが、
その甲斐もなく死んで
しまった。

親鳥はこれらのことを
苦もなくやってのける。

物質文明の進んだ
人間社会では子育ての
精神文化が文明について
行けず、車の事故などで
子どもを亡くしたり、
子どもと接する時間が
作れなくて、
大事なしつけの手間を
省いたりしている。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする