2019年05月03日

どこの国にも他国の言葉に翻訳しにくい言葉がある

'19年5月3日(金)

何年か前、
『翻訳できない世界の
 ことば』
(エラ・フランシス・
 サンダース著、創元社)
という本が日本でも刊行
され、話題になった
◆アラビア語からは
「グルファ」と発音する
語を取り上げている。
「片方の手のひらに
 のせられるだけの
 水の量」という意味で、
単位のようなものだろう。
確かに日本語や英語に
見あたらない。
手のひらを秤にするとは、
水を大事にする砂漠の
人々の繊細な感覚がにじむ
ように思える
◆新天皇陛下は干ばつや
水害など水問題をライフ
ワークと位置づけられて
いる。昨年南米で開かれた
学術フォーラムでは
基調講演の大役も担われた
◆研究と公務の融合に
意欲を持たれているとも
いわれる。
皇室の役割の一つである
国際親善も、令和には
令和のかたちが作られて
いくのかもしれない。
外交官出身の皇后雅子
さまも助力を尽くされる
だろう。
ただし折からの健康の
心配もある。
無理はなさらず公務に
いそしんでいただきたい
◆たとえ手のひらで
すくいあげる水が少しの
時があったとしても、
国民は優しく見守ること
だろう。
元号のいわれが示すように、
よき穏やかな皇室を
育まれることを。
(編集手帳 讀賣新聞5/2)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする