2019年05月21日

「静かなる侵略」が巧みな中国、豪州へも日本へも  

'19年5月21日(火)

オーストラリアにとって、
最大の貿易相手国である
中国は、なくてはならない
存在である。
全人口の5.6%に当たる
約120万人もの
中国系豪州人を抱えても
いる。その一方で近年、
大変な脅威であることも
分かってきた
▼きっかけは、
野党、労働党の議員が
中国系実業家から多額の
献金を受けていたスキャン
ダルである。議員は
その見返りに、南シナ海の
領有権問題で中国政府を
支持する発言をしたことが
発覚し、辞職に追い
こまれた。
議員に献金した中国人
富豪はシドニーに
在住していたが、今年2月、
居住権を剥奪されている
▼欧米の民主主義に
かみつくかのように、
政界工作などによって
世論を誘導する中国の
対外戦略は、
「シャープパワー」と
呼ばれる。米国の
シンクタンクが名付けた。
多くの移民を受け入れ
「多文化主義」を掲げる
豪州は、格好の標的と
なってきた
▼18日に投開票された
総選挙では、与党、保守
連合(自由党、国民党)が
野党、労働党を破って、
政権を維持することに
なった。選挙前は、
親中路線の労働党が有利
と予想されていた。
それが覆った要因の一つ
として、政界工作疑惑が
生み出した「反中感情」が
挙げられそうだ
▼保守連合政権は、
安全保障上の懸念を理由に
次世代通信規格「5G」の
インフラ整備から、中国の
華為技術(ファーウェイ)の
排除を決めている。
引き続き対中警戒路線が
続きそうだ。とはいえ、
中国が手をこまねいている
とは思えない
▼昨年2月に豪州で刊行
された「静かなる侵略」は、
中国が影響力を強めている
実態を指摘して話題となった。
著者のチャールズ・
スタート大のクライブ・
ハミルトン教授は、
「中国が豪州に介入した
 手法は日本にも
 適用される」と警告して
いる。
(産経抄 産経新聞5/20)

中国にとって対外的なことも
国内問題なのであろう。
圧力を掛け続ければ、何かが
しみ出す。そこで次の手を
打てばいい。
それを狙っているのだろう。

中国資本によって
北海道が買われていること
から、中国にとって、
日本は実効支配しやすい
国になるであるろう。
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2019年05月20日

衰退する書店業界の逆襲、有料の座り読み書店が大繁盛

'19年5月20日(月)

ペットボトル以前、
缶入りの緑茶が発売された
のは1985年のことだった。
さる飲料メーカーが開発に
10年をも費やした自信の
商品は大変な苦戦を強い
られる
◆昭和の頃、お茶は
わざわざ金を払って
飲むものでなかった。
「誰が買うのか」
「絶対売れない」。
何年かは扱う店もわずか
だったとか
◆その後の隆盛を思えば、
こういった店もまたアリ
なのかと考える。
東京・六本木にできた、
入場料を要する書店である。
税別1500円、利用者、
売り上げともに想定を
大幅に上回り、入場を制限
する日があるらしい。
椅子や机が据えられて、
コーヒーは飲み放題、
とは言え、立ち読みならぬ
有料の座り読みが何故、
そこまでウケるのか
◆建築家の卵、役者、
元シェフ・・・。書棚に並ぶ
こだわりの3万冊は、
多種多様な肩書きを持つ
店員たちが選んだ。
「まとめ買いされる方が
 多い。入場料の元を取る、
 との気持ちが強いのかも」
とは店員さんの弁である
◆本を巡っての厳しい
話題が語られて久しい。
だからこそと、常識を疑い、
知恵を絞る人は少なくない。
思いの強さが書店の命脈を
つなぎ、次の愛好家を
育てるのだろう。
(編集手帳 讀賣新聞5/19)

参考
全国から来店する書店「読書のすすめ」清水克衛店長語る

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2019年05月19日

食べ物を捨てるほどの罰当たりな贅沢はない  

'19年5月19日(日)

漫画家の石ノ森章太郎
さんはトキワ荘に入居した
ばかりの頃、ひどい腹痛を
起こした。買い置きした
食料が傷んでいたのに
気づかず、食べてしまった
ためという
◆何も喉を通らないで
いたとき、
赤塚不二夫さんが
台所に立ってくれた。
すぐにご飯を炊き、
油揚げのみそ汁を作り、
漬物を包丁でさくさくと
刻んだ。じつに見事な
手際だったと、
石ノ森さんは
感謝の気持ちとともに
著書『トキワ荘の青春』
(中公文庫)に書き留めて
いる
◆好きなエピソ−ドなので
時々読み返しているが、
先日ふと思った。今の時代、
全編にわたってほぼ
あり得ない話ではないかと
◆腐りかけた食べ物も、
ご飯やみそ汁を作る手間も、
コンビニが解決している。
漬物に至ってはカットされて
いない物を探す方が難しい。
セブンーイレブンと
ローソンが示し合わせた
でもなく、値引きやポイント
還元でそろって食品ロスの
削減に取り組むニュースが
大きな話題になった
◆利用者の関心が高いのも
コンビニが生活の一部
だからだろう。廃棄食品を
ざくざくと出す場所を変える
試みは歓迎されよう。
“自分の台所”をよくしたい
と思わぬ人はいない。
(編集手帳 讀賣新聞5/18)

子どものころ、飯食い茶碗に
米粒を残したら、叱られた。
今は、次元の違う趣味期限で
食品を捨てるかどうかの
贅沢をしている。
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2019年05月18日

運がない時はパティ・ペイジのテネシー・ワルツを聴く

'19年5月18日(土)

テレビがなかった頃、
‘13年の元日に亡くなった
パティ・ペイジの歌を
よく聴いていた。

なかでも
テネシー・ワルツは
歌詞が聞き取りやすく、
日本でもカバーする
歌手が何人かいた。
この曲はテネシー州の
州歌になったそうである
(Wikipedia)。


この曲を歌う歌手の動画を
集めてみた。
運がないと感じたときは
これらを聴き比べるのも
一つの対処法だと思う。

参考
Patti Page
CONNIE FRANCIS
江利チエミ
美空ひばり
伊東ゆかり
綾戸智恵
posted by (雑)学者 at 22:23| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

直木賞を惚れた女に例えた作家の阿部牧カさん逝く

'19年5月18日(土)

昭和49年の夏、阿部牧郎
さんは直木賞に落選した。
6年前に初めて候補に
あがって以来、7度目である。
「惚れた女に男がいた。
 あきらめる以外にない」。
そんな心境だった
(『大阪迷走記』)
▼しばらくして、サンケイ
スポーツで連載が始まった。
総合商社を舞台にした
官能小説『金曜日の寝室』
である。
「オモロイでんなあ」。
阿部さんは、街に出ると、
見知らぬ人から次々に
声をかけられる。
小説家になって初めての
経験だった
▼“色物”に手を染めると、
直木賞から遠ざかるのでは
ないか。阿部さんには
葛藤があった。結局、
読者の要望に応じようと
決めた。
殺到する注文を引き受けて
書きまくっているうちに、
10年近くがすぎた
▼やがて体に異変が表れた。
病院のベッドで、久しぶりに
たくさんの小説を読んだ。
昔とは違う感銘を受けて、
あらためて創作の意欲が
わいてきた。読書に疲れて
天井を眺めていると、
中学、高校時代の友人の
顔が、数十年ぶりに浮かん
できた
▼主人公の小説家、
矢部宏が故郷のO市に
戻ってくる場面で始まる。
自殺した高校時代の親友の
葬儀に参列するためだった。
阿部さんは、退院後すぐ
取り組んだ自伝的長編小説
『それぞれの終楽章』で、
ようやく直木賞を射止めた。
54歳になっていた
▼受賞後も「官能」は、
重要なテーマだった。
先の大戦を背景にした
外交官や軍人の伝記小説
にも取り組んだ。
草野球チームを率い、
オーボエをたしなむ音楽通
でもある。
85年の生涯を猛烈な勢いで
走り抜けた。
阿部さんのエネルギーの
源は何だったのか。
私設の保育園を経営する
など、がむしゃらに
働いて6人の子を育て
あげた。そんな母親に、
「ガンバリ主義を
 たたきこまれた」
と語っていた。
(産経抄 産経新聞5/17)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | お悔やみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする