2019年03月21日

情熱を燃やし続けられれば、恵まれた人生である

'19年3月21日(木)

川に落ちれば、
泳ぎのうまい下手は関係
ない。
岸に上がるか溺れるか
ふたつにひとつだ
  サマセット・モーム
  「月と六ペンス」

サマセット・モームは、
イギリスを代表する小説家。
10歳で孤児となりながらも、
軍医、諜報部員などを経て、
小説家として
「月と六ペンス」で注目され、
その後数々の優れた作品を
世に残しました。

この小説は画家ゴーギャンの
人生をモデルに、金も地位も
名誉も求めず、絵に賭けた
ひとりの人間の人生を描いて
います。
これはそのなかで、語り手が
ストリックランド
(ゴーギャンをモデルにした
 人物)に、
「才能がまったくなくても
 すべてを捨てる価値が
 あるのか」と問うた
ときに答えた言葉。
ストリックランドは、
この言葉の前にこうも述べて
います。
「おれは、描かなくては
 いけない、といっている
 んだ」

なにかをしようとする
ときに、自分にそれが
できるかどうか、
才能があるかないかを
気にする人はたくさん
います。もちろん、
やりはじめる前は
わからないことも多く、
不安になる気持ちは
誰にでもあるでしょう。

しかし、
やる人はどんなことが
あってもやります。
うまい下手などは、
どうでもいい問題だという
ことです。
たとえそのためにどれだけ
苦労することになっても、
よろこんでその苦労をする
人間こそが、もっとも
強いエネルギーを持って
いるのです。

もちろん、
強い決意があったからと
いって、成功や幸せが
保証されているわけでは
ありません。だからこそ、
自分の幸せの基準は、
自分で決めるしかありま
せん。

もっといえば、やり抜く
人にはそんな基準さえも
なく、ただ情熱があるのみ
なのでしょう。
そこまでの情熱があれば、
人は強く生きていくことが
できるのです。
(齋藤孝 心を動かす偉人の言葉
 セブン&アイ出版)


「わだば、ゴッホになる」
といった版画家棟方志功の
手は、生産ラインのロボット
アームのように無駄なく
動いて、嬉々とした
制作中の姿が
生きていることそのもの
であった。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする