2019年03月19日

向かないことを無理にすれば病気になると貝原益軒

'19年3月19日(火)

(よろず)の事、
皆わがちからを
はかるべし
   貝原益軒「養生訓」

「どんなことでも、
 自分の力量を知った
 うえで行いなさい」
という意味です。
自分に自信を持つのは良い
ことですが、やはり
自信過剰になることは禁物。
若いときなら
勢いにまかせてやることも
できますが、ある程度
年を経ると、自分が本当に
力を出せることや、
自分にはうまくできない
ことを知っておく必要が
あるのです。

よく誤解されがちですが、
自分に「できないこと」が
あるのはけっして悪いこと
ではありません。
「できないこと」を客観視
できるからこそ、自分が
「できること」に力を集中
させることができるから
です。

また、自分の力を知って
いると、人の力を正しく
借りることができます。
むしろ、できないのに
「できる」と考えていると
どこかで間違いを犯し、
結果的にまわりの人に迷惑を
かけることにもなりかね
ません。
あなたの職場に、そんな
ミスを繰り返している
上司や同僚はいませんか?

自分の力にある意味の
「見切り」をつけることは、
否定的なことではありま
せん。

より幸福な人生を歩む
うえで大切な姿勢であり、
心豊かに毎日を生きる
ための知恵なのです。
(齋藤孝 心を動かす
 偉人の言葉
 セブン&アイ出版)


参考
引用箇所原文
万の事、皆わがちからを
はかるべし。
ちからの及ばざるを、
しゐて、其わざをなせば、
気へりて病を生ず。
分外をつとむべからず。
(貝原益軒 養生訓
 伊藤友信現代語訳 講談社学術文庫)

posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする