2019年03月18日

「バナナうんち」を心がけ、現代病と決別しよう

'19年3月18日(月)

理化学研究所で、
腸内細菌を研究している
辨野です。

腸内環境が悪くなると、
腸の活動が低下し、
健康に関係することは、
ご存知ですね。

腸には善玉菌、悪玉菌、
日和見菌がいますが、
悪玉菌から生まれた
毒素や発がん物質は、
血管を通って全身に
運ばれます。

その結果、肥満、無気力、
疲労、肌荒れ、花粉症を悪化
させたり、血流の低下や
動脈硬化など血管を老化させ
たりします。
がんとの関係では、
最新の統計で大腸がんが
部位別患者数の1位と予測
されていることは無視でき
ません。

また、最近の研究から、
現代病と腸内環境との
関係も明らかになって
きました。

例えば、アレルギー症状、
関節リウマチ
(自己免疫疾患)、自閉症に
悩む人が増えてきました。
こうした病気を抱える
人たちの腸内環境は、健康な
人と違うという研究結果が
報告されています。

また、うつ病、パーキン
ソン病、アルツハイマー
型認知症など脳の病気が
腸内環境と関係するとの
研究
(腸の作り出す神経伝達
 物質の不足で発症)も
進んでいます。

このように腸の健康が注目
されますが、今の時代は、
不規則な生活、大きな
ストレス、肉や脂の摂り
すぎ、運動不足などが
原因で、悪玉菌が増え、
腸内細菌のバランスが
悪くなる傾向にあります。

また、歳をとるだけでも、
ビフィズス菌などの善玉菌は
減り、悪玉菌が増えます。
それに病院でもらう薬にも
ご用心。
薬に含まれる抗生物質は、
病原菌だけでなく善玉菌を
減らす恐れがあります。

そこで食生活や運動で腸を
元気にする腸活が大切。
最近は
「ビフィズス菌が
 インフルエンザウイルスや
 病原性大腸菌O−157
 (食中毒の原因)から
 腸を守る」ことや、
「太りやすい人に特有の
 菌がある」こと、
「長寿に関わる菌
 (ビフィズス菌と
  酪酸産生菌)がある」
ことも分かっています。

腸内環境を“うんち”で
チェックしながら、腸活で
病気知らずの腸内環境を
作っていきましょう。

◎うんちでわかる
 あなたの腸内環境


〇バナナうんち
 80%程度の水分で
 黄色から黄褐色、腸内の
 善玉菌優位の理想的な
 うんち

×ガチガチコロコロうんち
 65%以下の水分で
 茶色から黒褐色、三日に
 一度より長い回数で、
 非常に硬く臭い
 悪玉菌優位のうんち

×ピシャピシャうんち
 90%以上の水分で色は
 さまざま、主に
 ストレスが原因で水状の
 悪玉菌優位のうんち

×ヒョロヒョロうんち
 85%程度の水分で黒褐色
 から黒、かなりゆるめで
 臭いのきつい悪玉菌優位
 のうんち

×ガチピシャうんち
 主にストレスが原因の、
 便秘と下痢が交互に起こる
 悪玉菌優位のうんち

×出ない
 3日以上出ない便秘は
 腸の老化のあらわれ。
 腸内に有害物質が
 溜まっているおそれあり
(辨野義己 理化学研究所
 科技ハブ産連本部辨野
 特別研究室特別招聘
 研究員、農学博士
 森永のサークル誌
 マミークラン’19/3
 森永乳業(株)市乳統括部)

posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする