2019年03月03日

「アポ電」で在宅を確認する凶悪な強盗殺人の詐欺

'19年3月3日(日)

昔の作家の文章を読んで
いると、たまに現代とは
微妙にちがう言葉を
みつけて、おやっと思う。
例えば、芥川龍之介の小説
「馬の脚」では男がこう
叫ぶ。
「あいつは泥棒だ!
 大詐偽師だ!」
◆小林多喜二の短編にも
「詐偽」という表現を
見かけたことがある。
ほぼ意味は同じらしいが、
刑法の条文には古くから
「詐欺」とある。
これほど「詐欺」が犯罪
として深刻な問題となれば、
かつては併存した片方の
語が消えゆくのも当然
だろう
◆高齢者を中心に被害が
止まらない特殊詐欺である。
その手口がもしや過激化
したのではないか、と疑って
おかしくない事件が東京で
相次ぐ
◆江東区の加藤邦子さん
(80)が強盗に襲われ死亡
した事件では先月、自宅に
ある現金の額を尋ねる
不審な電話がかかっていた
ことがわかった。
今年に入ってから渋谷区で
起きた2件の強盗事件でも、
息子などを名乗り現金の
額を聞いた者がいた。
警視庁は同一犯と断定して
覆面をした3人組の行方を
追っている
◆犯人グループは詐欺師の
卑劣さのうえに粗暴を
持ち合わせている。
どんな人間たちだろう。
怖い。一刻も早く捕まえ、
法の裁きを。
(編集手帳 讀賣新聞3/2)

◎社会面の関連記事
(略)
加藤さんは事件前、
知人の男性に
「2月中旬、
 『お金はありますか』
 と尋ねる不審な電話が
 かかってきた」と相談
していた。
警視庁は、強盗に入る前に、
自宅にある現金の額を確認
する
「アポ電
 (アポイントメント
  電話)」だったとみて
いる。

渋谷区で1〜2月に起きた
緊縛強盗事件でも同様に、
事件前、家にある現金の
額を聞き出す「アポ電」が
あった。(略)

息子などを装って高齢者の
タンス預金や資産を聞き出す
「アポ電」は、オレオレ詐欺
などで相次いでいる。
都市部で目立ち、警視庁に
よると、都内では昨年
1年間に前年比約3割贈の
3万4658件のアポ電が確認
された。(略)
(同紙37(社会)面)

家庭電話を解約する人や
家庭電話には出ない人も
いる。
携帯電話で用事が足せて
いるからだろう。
電話による営業が
信用できないという人も
多い。
ラベル:詐欺
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする