2018年10月17日

富士山を仰ぎ見れば、場所を問わず霊峰の富士

'18年10月17日(水)
[気象庁] ブログ村キーワード

富士山について、
気象庁の関係者に伝わる
小話がある。
山頂付近で気象を観測する
職員が同窓会に出席すると、
みんなに言われた。
「景色のいい所で
 仕事ができて、
 じつにうらやましい」
◆職員は頭をかきかき
答えたらしい。
「しかし、ぼくのいる所からは
 富士山は見えないんだよ」。
富士山といえば、
そこからの見晴らしが
いかにすばらしくとも、
麓から眺める山そのものの
美観に勝るものはないに
ちがいない
◆山麓に位置する山梨県
富士吉田市がきのう(15日)、
「初雪化粧宣言」を発表した。
昨年より11日早い。
7合目から山頂まで
雪に覆われたことが確認
されている
◆気象庁が発表する初冠雪
(今年は先月26日)とは
やや趣旨がちがう。
美しく雪化粧をしましたよ、
というお知らせである。
内陸側からの報告だが、
歌集も出している詩人の
堀口大学に次の歌があるのを
思い出した。
<正面を探して置けと
 言い置いて天人去りし
 富士の山かな>。
いわれてみれば、
どこからでも富士山は
富士山の姿をしている。
眺める人のいる場所こそ、
正面なのだろう
◆ここ数日、朝の空気が
冷たい、白に染まる頂が
冬ちかしと告げる。
(編集手帳 讀賣新聞10/16)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 🌁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする