2018年09月17日

弘法は筆を選んだ、道具が分かれば上達する

'‘18年9月17日(月)
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プロゴルファーの
青木功さんは、
店頭のパターに一目惚れ
した。
買って握ってみると、
シャフト(柄)がやや
長い。
「切っちまうべぇ」。
糸のこでグリップを
まるごと切り落とした。
グリーン上で腰を
くの字に曲げる打法は、
このパターから生まれた
という
(『勝負論』新潮新書)
▼切る。削る。
おもりを付ける。
手元のクラブがブランド
ものの逸品であれ、
手になじむまで加工した。
ショットを放つ瞬間、
わずか1_のずれが、
100b先では数bもの
狂いを生む。
道具を侮る者は、
「いつかその道具に
 裏切られる」。
青木さんの経験則である
▼「時の人」が
市販のラケットで
偉業を成し遂げたと聞き、
スポーツ用品店に急いだ
若者も多かったろう。
テニスの全米オープンを
制した大坂なおみ選手である。
残念ながら「市販」は
誤報だったらしい。
メーカー側が、
「市販品とは異なる仕様
 でした」と訂正した
▼大坂選手の飾らない
人柄も手伝い、「市販」の
ニュースは胸に落ちる
ものがあった。
メーカーによると
重さにして「約2%」の差で、
数cの違いとか。
ペン以外の物を持ち慣れぬ
身には雲をつかむような
話である。
トップ選手のみが知る、
道具の重みがあるらしい
▼<能書は必ず好筆を用ふ>
と、空海の言葉にある。
字が達者な人は、良い筆を
使う。
「弘法筆を選ばず」
ではなく道具を選んでいた。
次は自分も、と
色めき立った
テニス愛好家には
気の毒だが、誰もが同じ
ラケットで手軽に
強くなっては、大坂選手の
立つ瀬がない
▼将棋の故大山康晴名人は
上達の秘訣を子供から
問われ、
「いい駒といい盤を
 持つこと」と答えている。
いい道具を持てば手入れを
心がける。
上達への一歩だ、と。
「なおみ」を目指す子供たちの
道しるべだろう。
(産経抄 産経ニュース9/16 05:00)


中島常幸プロが
若い頃、クラブを特注した。
届いたクラブで
アドレスした途端、
「1c違う」といったという。
1cは1円玉1個の重さ
である。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする