2018年08月19日

悪事をなそうとする者へ幾つもの幸運が重なった 

'18年8月19日(日)
[富田林署] ブログ村キーワード

根っから善良な人には
悔しいことだが、
世の中には悪事をなそう
とする人にも幸運という
ものがある。
泥棒にも「渡りに船」
「棚からぼたもち」
「闇夜のともしび」
「大海の木片」……
しめたッと思う瞬間は
ある
▲思いがけない幸運をいう
「もっけの幸い」のもっけ
とは「勿怪」または
「物怪」で、もののけの
ことという。
つまり妖怪か何かのしわざ
としか思えないような
運の良さをいうのだが、
それが悪運とあっては
善良な人たちはたまらない
▲大阪の富田林署に勾留
されていて逃走した容疑者に
すれば、まさに
「もっけ」が束になって
逃がしてくれたような
成り行きに驚いては
いないか。このもののけ、
その正体は警察の
信じられぬような手抜かり
と怠慢にほかならなかった
▲弁護士との接見後に逃走
した容疑者だが、接見終了を
伝える面会室の扉のブザー
1年以上前から電池を外されて
いた。面会室のアクリル板
容易に枠から外れ、
署の塀のそばには脚立
置かれていたという至れり
尽くせりである
逃走発覚まで1時間45分
かかったのに加え、
住民への情報提供が大幅に
遅れた
のもいただけない。
その後、周辺各地では
容疑者による事件と疑われる
ひったくりが相次いだ。
逃走が長引けば住民の不安は
他の地域にも広がるばかりだ
▲接見は容疑者の人権を守る
重要な制度だからこそ、
ルールにもとづく管理に
手抜かりがあってはならない。
容疑者の逃走をまねいた怠慢が、
接見の制限につながる別の
もののけに化けないように
願いたい。
(余録 毎日新聞8/18)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする