2018年07月01日

登山道は下山のためにあるという認識が求められる

'18年7月1日(日)
[登山] ブログ村キーワード

本格的な登山シーズンを迎え、
専門家は、低い山だからと
甘く見ないよう、警鐘を鳴らす。
新潟県内で5月、登山中の
父子が遭難した事故でも、
2人が向かったとみられるのは、
標高1000b以下の低い山
だった。(山村翠)

愛知県の会社員、上田洋平さん
(39)も、低い山で遭難した
経験を持つ。
登山が趣味で、2016年10月、
三重県の藤原岳(1140b)を
友人と2人で下山中、
予定していたルートを外れ、
道に迷ってしまった。

地形図を参考にじながら
下ると、やがて急な崖のある
沢に迷い込み、
携帯電話で救助を要請した。
しかし、
「夕刻が近いので
 救助は明朝になる」
と言われ、食料、防寒着
などは持っていたが、
ビバークを余儀なくされた。

上田さんは自身のブログ
「登っちゃえば?」
https://y-hey.com/)で.
こうした体験や遭難した時の
対処法などを発信している。
「道に迷ったら下らずに、
 登山道に戻るのが原則だが、
 翌日、重要な仕事があり、
 つい下ってしまった」
と振り返る。

「道迷い」は遭難の原因で
最も多い。
警察庁によると、
2017年の山岳での遭難者は
3111人で、統計が残る
1961年以降で最多。
遭難の原因は、「道迷い」が
1252人と4割を占め、滑落や
転倒などを上回る。

アウトドア用品専門店
「ICI石井スポーツ」
(東京)の登山学校長、
天野和明さんは、
「有名でない低い山ほど、
 迷いやすい」と忠告する。
登山道や標識が整備されず、
すれ違う登山者も少ない
からだ。
万一、遭難すると、
高山は見通しが良いが、
低山は木が生い茂り、
救助ヘリコプターから
発見するのも難しい。

山中で道に迷ったら、
どうしたらいいか。
「山の状況にもよる」と
前置きした上で、天野さんは
「強引に下ると、
 沢に入り込んで崖や滝に
 突き当り、行き場を
 なくす恐れがある。
 上って尾根や山の頂に
 出れば、携帯電話が
 通じたり、現在地が
 分かったりする」と助言
する。
ただ、体力を消耗したり、
負傷したりした場合は、
むやみに動き回らない方が
いいという。

登山者向けに、遭難に備えた
サービスも充実してきた。

オンラインで登山届を
手軽に提出できるのが、
「コンパス」。
あらかじめ下山予定時刻と
緊急連絡先を入力しておき、
予定時刻を大幅に過ぎても
下山の通知をしないと、
緊急連絡先に自動で
メールが届く仕組みだ。

「YAMAP(ヤマップ)」など
登山者向けの地図アプリは、
携帯電話の電波が届かない
圏外でも、全地球測位
システム(GPS)の電波を
受信して現在地を確認できる。

会員サービス「ココヘリ」
では、利用者に発信器が
貸与され、遭難した際に
連絡すると、民間のヘリが
発信器の信号を頼りに
捜索に来る。
避難者の正確な位置を特定し、
その情報を救助隊に引き継ぐ。
入会費3000円、年会費は
3650円(いずれも税別)。
(讀賣新聞6/29 16(くらし)面)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする