2018年01月04日

歴史教科書からクレオパトラが消えるって?

'18年1月4日(木)
[歴史教科書] ブログ村キーワード

高校の歴史教科書から
「坂本龍馬」の名前が
消えるかも?という
ニュースが話題となった。

高校歴史教科書の執筆者や
編集協力者が携わる
「高大連携歴史教育研究会」
による案で、決定事項では
ないが、
他に「吉田松陰」「高杉晋作」
「クレオパトラ」も
除外候補に挙がっている。

端的に理由を言うと
「覚えなければならない
 単語や用語が多すぎる」
からだそう。
現在主要となっている
世界史B、日本史Bの
教科書にある用語はともに
3400〜3800語と、年々
増え続けてきた。
これでは受験生は用語を
暗記するだけになってしまう
おそれがある。
研究会のウェブサイトを
見ると、歴史系科目を
「考える楽しみを味わえる
 科目」に転換するための
試みで、歴史の暗記科目化を
克服し、思考力育成型科目に
転換するためであるという。

学生時代、私は暗記が苦手で
歴史は不得手だった。
覚えねばならないこと
ばかりで苦痛だった。

やがて小説を通して歴史の
面白さを知り、
社会に出てから歴史を学ぶ
重要性に気づいた。
歴史は過去の記録という
だけでなく、人間の心理や
自然災害や外交など、
今に役立つ情報の宝庫だ。
現在は小説やドラマの影響も
あって歴史上の人物に
親しみを持つ人も多く、
若者はゲームや漫画に
登場する武将のファンに
なったりもする。
さまざまな媒体を通して、
歴史上の人物が身近になって
いくのが面白い。

歴史が人によって作られて
きたことを踏まえれば、
特定の人から歴史への
興味を持つ人もいるだろう。
坂本龍馬や吉田松陰、
高杉晋作の周囲には
明治日本の流れを決定づけた
人々がいたことは確かである。
事実、多くの作家が
主流でない龍馬や松陰に
インスパイア(感化・啓発)
されて歴史小説をつづって
きた。
私自身その小説に刺激されて、
歴史をもっと知りたいと
思った一人である。

詰め込み型、暗記型がよい
とは思わないが、
暗記問題ではなく、論述の
問題を増やす形はどう
だろうか。

歴史を学ぶ入り口は、
おそらく数多い方がいい。
学び方は人の数だけあるの
だから。
                   ◇
【プロフィル】中江有里
女優・脚本家・作家。
昭和48年、大阪府出身。
平成元年、芸能界デビュー、
多くのテレビドラマ、映画に
出演。14年、「納豆ウドン」で
「BKラジオドラマ脚本懸賞」
最高賞を受賞し、脚本家デビュー。
フジテレビ「とくダネ!」に
コメンテーターとして出演中。
(産経ニュース'17/12/28 10:00)

新聞などの文章を読まない
習慣が続くと、深刻な事態を
招くことになる。
ある講習会の講師を委嘱されて
いる親戚が、問題を読めない
生徒がいると嘆いていた。
問題が何を訪ねているか、
その題意が分からないらしい。
それ以前の問題として、
例えば、
「メキシコと米国の壁」
という問題の「米国」が
読めない生徒もいるらしい。
苦し紛れに「よなくに」と
読んだという。
与那国に惑わされているの
だろうか。

そのうち、日本人同士で
日本語の会話が成り立たなく
なるのではないかと、心配に
なる。

教科書を易しくする動きは
このことと無関係ではない
ような気がする。

近現代史で不幸があった
日本は、事実を端折って
教えようとするが、
留学などでは、自国の
歴史を訊かれることが
多いという。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 🌁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする