2018年01月31日

雪の結晶のように傷つきやすい当世の米国若者気質

'18年1月31日(水)
[スノーフレーク] ブログ村キーワード

「スノーフレークの
 やつらには参ったよ」
 
この1年、
ワシントン周辺の大学に
勤める米国人教員らと
ビールを飲みながら
放談していると、何度か
こんな愚痴を聞かされた。

説明によれば
「スノーフレーク
 (雪の結晶)」とは、
純粋だが傷つきやすく、
ストレスに脆弱な
当世の大学生気質を
雪に例えた揶揄なのだ
そうだ。

今の学生は総じて
政治意識が高く、左派的な
進歩主義を奉じる傾向が
強い。
ただ、自らの立場を絶対的
正義と信じて疑わず、
異なる意見を持つ人との
接触は嫌う。
先の大統領選での民主党の
クリントン候補の敗北を
いまだに受け入れられない
連中も多いという。

また、日頃は
「言論の自由を守れ」と
叫んでおきながら、
トランプ政権を支持する
保守派が大学に
講演に訪れようとすると
抗議デモを展開し、
言論封殺に及ぶことは
全くいとわない。

さらに大学の授業でも、
厳しい指導をされると
すぐに挫折する。
大学当局としては
高い学費を払っている
学生たちは
「大切なお客さま」で、
教員たちには学生の機嫌を
損ねないよう配慮を求めて
くるという。
「こんな左派かぶれが
 抜けない甘ったれが
 社会に出ていったら、
 米国はこの先一体
 どうなるんだ」
教員の一人は苦々しげに
つぶやき、グラスを
空けるのだった。(黒瀬悦成)
(外信コラム ポトマック通信
 産経新聞1/29 8(国際)面)

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2018年01月30日

仮想通貨の金庫破りにはトンネルは掘らなくていい

'18年1月30日(火)    
[不正アクセス] ブログ村キーワード

ブラジルの最大都市
サンパウロで昨年10月、
大捕物があった。
警察は、窃盗団が掘った、
銀行の金庫に通じる500b
ものトンネルを摘発した。
逮捕された16人が狙って
いたのは、
現金約10億レアル
(約358億円)である

▼成功すれば、
「史上最大の金庫破り」に
なるはずだった。
ブラジルでは2005年にも、
トンネルを利用した
窃盗事件があり、
このときは80億円が
奪われている。
もっとも、
インターネット上で
取引される仮想通貨の
強奪に、トンネルは必要
ない

▼なんと580億円相当の
仮想通貨「NEM(ネム)」が、
取引所の運営大手
「コインチェック」から
流出した。
不正アクセスにより、
約26万人の顧客から
預かっていた資産が、
たった8時間で消えうせた。
管理体制の不備が指摘
されている

▼門外漢の小欄でも、
お笑いタレント出川哲朗
さんのCMは知っていた。
派手な宣伝活動の一方で、
まだ金融庁から正式な登録を
受けていなかったとは、
驚きである。
コインチェックは、顧客に
返金すると発表した。
ただ今回の騒動は、
安全性への不安から、
ビットコインなど
他の仮想通貨市場にも
冷や水を浴びせた

▼「3万円で始めて
  800万円になった」
「1日で100万円を失った」。
週刊誌に掲載された投資
体験者の告白は、仮想通貨の
価格変動の激しさを示して
いる。
米ウォール街の首脳からも、
17世紀オランダで起きた
チューリップの球根バブルを
例に挙げて、通貨ではなく
投機にすぎない、と批判の
声が上がる

▼数百年遡(さかのぼ)
なくても、日本人はほんの
一昔前の経験から
大きな教訓を得ているはずだ。
狂乱と絶望の数十年が、
どれほど大きなダメージと
なったか。
仮想通貨の取引に多数参加
する若者に、伝えきれない
のがもどかしい。
(産経抄 産経新聞1/29)
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2018年01月29日

会津藩幼年者向け教え、ならぬことはならぬものです

'18年1月29日(月)
[会津藩] ブログ村キーワード

ならぬことはならぬ
ものです

会津藩の幼年者向け教え
「什(じゅう)の掟」

王政復古を経て明治政府が
樹立したのは1868年。
ここから日本が近代国家へと
歩み始めたとされる。
だが、徳川家に忠誠を誓った
会津藩にとっては、
新政府軍の薩摩・長州藩らに
よって「朝敵」「賊軍」の
汚名を着せられ、
おびただしい死者を出して
降伏した、
あの不条理な戦があった
年だ。
だから「維新150年」とは
言わない。

福島県会津若松市は今年、
「戊辰(ぼしん)戦争
 150周年」を迎えた。

ならぬことはならぬものです

駅前の看板に、小学校の
校門の脇に、土産物の
しおりに。
そこかしこに、人々が
大切にしてきた言葉が
刻まれている。
藩士の子弟が学んだ教え
「什の掟」の一節だ。

浅間山の噴火がもたらした
天明の大飢饉を経て、
藩は1803年、改革は
人材育成からと、
藩校日新館を創設する。
文武両道、天文学や医術も
教え、全国でもトップ
レベルの教育機関だった。
戊辰で散った白虎隊の
少年たちもここで学んだ。

什の掟は、入学前の6歳から
9歳の子供たちに向けた規範。
「虚言(うそ)を言うことは
 なりませぬ」
「卑怯な振舞をしては
 なりませぬ」
「弱い者をいぢめては
 なりませぬ」
などの条文の最後を
「ならぬことはならぬもの
 です」と厳しく締めくくる。

「人づくりの原点といえます」。
復元された「会津藩校日新館」
館長の宗像精(ただし)さん
(84)は言う。
「人として、
 やってはならぬことが
 ある。それを
 守るのが会津です」

昨秋、長州藩の城下町・
山口県萩市に招かれた
宗像さんは、講演で
「仲直りはできねえんです」
と声を振り絞った。

「史実を消すことはできない。
 でも、いつまでも恨んで
 いては前に進めない」。
長州もまた、藩校による
人間教育に熱心だった。
「日本の役割として、
 一緒にその精神文化を
 世界に示していければ」

明治政府は富国強兵を掲げ、
中央集権化を進めた。
日本は豊かになった。
だが、一方で今、大企業の
不正が相次ぎ、いじめも
後を絶たない。

人を欺いていないか。
己の幸せだけを求めて
いないか。
敗者の正義はなお粛然と
我々に問いかけ続ける。
(文・松本由佳)
(名言巡礼
 讀賣新聞1/28 日曜版1面)
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2018年01月28日

白鵬不在の大相撲、漁夫の利を得たのは平幕栃ノ心

'18年1月28日(日)
[大相撲] ブログ村キーワード

大相撲の平幕、栃ノ心の
出身国が、ロシア語由来の
「グルジア」から
英語発音の「ジョージア」に
変わったのは約3年前である
◆故郷の国はかつて
ロシアと武力衝突を経験した。
以降、国の名をジョージア
とするよう世界に訴えて、
日本でも正式に呼称が
改められたことによる。
その運動にどれほど貢献
したかは定かではないものの、
栃ノ心が祖国のために
英語名の缶コーヒーを愛飲
する、という記事を
スポーツ紙で読んだ覚えが
ある
◆大相撲初場所は
(26日に)13日目を
終え1敗は栃ノ心のみ。
横綱鶴竜が3敗目を喫し、
初優勝に大きく近づいた。
2敗力士はない。
あと一番である
◆祖国の名が改まるまで
力を出すのを待っていた
わけではないと思うが、
30歳と若くはない。
新入幕の折には将来を嘱望
されながら、けがに泣き
一時は幕下55枚目まで
陥落した。
そこからはい上がっての
優勝となれば、誰もが
目を見張ることになるだろう
◆かつて琴欧州が活躍した
とき、相撲部屋の冷蔵庫は
故郷ブルガリアの名を冠する
ヨーグルトで満たされた。
ジョージアの飲料会社は
どうするだろう?
あら、いけない。ちょっと
気が急いた。
(編集手帳 讀賣新聞1/27)
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2018年01月27日

農薬の代わりに飛べないテントウムシを商品化

'18年1月27日(土)    
[テントウムシ] ブログ村キーワード

今季最強の寒波が列島を覆う。
寒い日がつづくなか、
春近しと思わせる一方で、
少々ドキリとする記事を
ヨミウリ・オンラインで
読んだ。
千葉県立農業大学校が
「飛べないテントウムシ」を
商品化し、農家への販売を
始めるという
◆この虫の好物は
野菜作りには大敵のアブラムシ。
農薬代わりにする取り組みは
以前からあったが、
気まぐれに飛んでどこかに
消えてしまう難点を
高校生が解決したそうである
◆樹脂で羽を固めるのだと。
一瞬凍りつきそうになる
けれど、ご安心を。
樹脂は約2か月で溶け、
再び飛べるようになる
◆朝露に潤んだ葉っぱの上を
のそのそとはい回る姿が
似合う昆虫である。
しばし飛べずとも、
アブラムシを1日100匹
ほおばる大食漢には悪い話
ではなかろう。
身近な生き物に温かな視線を
注いだ詩人、まど・みちお
さんの詩を思い出す。
<てんとうむしに みみ
 すまそう みみすまそう/
 きこえてくるかもしれ
 ないよ/ちいさな ちい
 さな にじのうた>
(「てんとうむし」)
◆カレンダーがあと一枚と
少しめくれたころだろう。
道草のなかにカラフルな
背中をさがせば、
春の歌が聞こえよう。
(編集手帳 讀賣新聞1/26)

今はどうなったか、以前、
米国で帰巣能力を失った
蜂のことが話題になった。
農薬にやられたらしい。
蜂が巣に戻れなくなったら
蜂蜜が採取できなくなるし、
蜂による農作物の受粉が
期待できない。

アブラムシが少ない年は
飛べないテントウムシは
腹を空かして死んでしまう
のだろうか。
人間が自然のバランスに
手をだすときに、
念頭に置くべき課題である。

参考
千葉県立農業大学校
農業専門課程農学科…2年制。
高校卒同等以上の学力を
有すると認められる者が
入学できる。
人事院規則により「短大卒」
同等とみなされる。

農業専門課程研究科…2年制。
同校農学科または
他の農業大学校のこれに
類する課程、または農業系
専門学校や短大、4年制
大学の農学部または大学院の
農学系研究科を
卒業したものが入学できる。
人事院規則により「大卒」
同等とみなされる。
(Wikipedia)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする