2017年09月13日

ハンデを気にしなければ、光り輝く長所が生かされる

'17年9月13日(水)
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「ウィリアム・ホイって
 知ってる?
 耳の聞こえない
 野球選手だよ」

6歳の娘に言われ、
スマホで検索すると、
確かにいた。
1888年から1902年まで
大リーグでプレーした
俊足の外野手だった。
今夏、彼の伝記
「耳の聞こえない
 メジャーリーガー
 ウィリアム・ホイ」
(光村教育図書)
小学校3、4年生向けの
課題図書に指定されていた。
娘に借りて読んでみた。

ホイは3歳の時、
髄膜炎により、聴力を
失ったが、野球では
抜群のセンスを発揮して
プロへ進む。

だが、マイナーリーグでの
試合で「事件」は起きた。
打席でボールを3球続けて
見逃した彼は次の球を
待っていた。
ところが、相手投手も
審判も笑い出した。
ボールと思っていたのは、
全てストライク、つまり
見逃し三振だったのだ。

当時、審判のコールは
声だけだったため、
彼には分らなかったのだ。
後日、彼は
コールに合わせた
ジェスチャーの絵を描き、
採用してくれるよう
審判に頼んだ
(これが現在の審判の動作の
 原型となったという説も
 ある)。
苦労しながらハンデを克服
したホイは、通算594盗塁を
記録した名選手になった。

日本にも聴覚障害を持つ
選手はいる。
日本ハムの左腕、石井裕也だ。
先天性の難聴で左耳は全く
聞こえず、右耳は補聴器を
つけて、わずかに聞こえる
程度。ただ試合では、
スイッチを切ってマウンドに
立つ。

「補聴器は球場の歓声や
 トランペット、太鼓の
 音を(増幅させて)
 響かせてしまう。
 何も聞こえなければ、
 集中力も高められる」

今夏、デフリンピックが
開催され、聴覚障害を持つ
アスリートへの注目は
高まりつつある。
ただ、彼は難聴をハンデと
感じたことはないと言う。
「僕には野球の能力が
 あるし、ものすごく
 厳しい練習もしてきた。
 それに一番大事なのは
 気持ちだから」

プロ13年目、36歳の今季、
一軍登板はわずか8試合。
しかし、来季も現役を希望
している。
(太田朋男編集委員
 フロントライン 讀賣新聞9/12 
 15(スポーツ)面)

posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする