2017年08月12日

やめてほしい、わが国の頭越しの米と北朝鮮の核戦争

'17年8月12日(土)
[北朝鮮] ブログ村キーワード

中世史家の藤木久志さんの
著書『戦国の作法』で、
「言葉戦い」という語を
知った。
源平合戦の時代、実際の
戦闘に先立ち、双方が
口汚く罵り合うのが習わし
だった。
たとえば『平家物語』は、
源氏が平氏から瀬戸内海の
制海権を奪った
「屋島の戦い」を
こう伝えている

▼平氏側が相手の総大将で
ある源義経をまず挑発する。
「みなし子」
「こがね商人の所従(家来)」
「奥州へおちまどひし
 小冠者か」。
源氏側もすぐ応酬する。
「北陸道にさまよひ、
 乞食して、なくなく
 京へのぼ(ッ)たりし
 物か」。
北陸で木曽義仲に敗れて、
京都に逃げ帰った平氏を
からかった

▼トランプ米大統領と
北朝鮮の金正恩政権との
「言葉戦い」が
エスカレートしている。
「これ以上、米国に
 いかなる脅しも
 かけるべきでない。
 (さもなければ)
 北朝鮮は炎と怒りに
 見舞われる」。
北朝鮮は聞くに堪えない
罵詈雑言を国際社会に
浴びせてきた。
そのお株を奪うような
トランプ氏の脅し文句で
ある。
さらにツイートには、
核戦力行使の可能性まで
書き込んだ

▼北朝鮮が黙っている
はずがない。
米軍基地のあるグアム島
周辺の海上への、
弾道ミサイル4発
同時発射を検討している、
と宣言した。
「島根県、広島県、高知県
 の上空を通過する」
「日本列島を瞬時に焦土化
 できる能力を備えた」
などと、米国の同盟国、
日本への恫喝も忘れない

▼米朝双方引くに引けない
チキンゲームの行方が、
ますます見えなくなった。
「驕(おご)れる者久し
 からず」。
「作法」知らずの
国家指導者に、人の世の
(ことわり)を説いても、
馬の耳に念仏であろう

▼「言葉戦い」では済まなく
なる事態、すなわち米朝衝突
のリスクが高まりつつある。
戦後最大の危機に対して、
日本の備えは万全なのか。
(産経抄 産経ニュース8/11 05/15)

わが国を脅かすのは
森友なのか、加計なのか、
日報の公開問題なのか。
政治家の
平和ボケの方が怖い。

参考
 文中のなくなく、には
 二文字繰り返し記号が
 使われているという。
 この記号は縦書き用につき
 なくなくにした。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする