2017年08月03日

いかなる大国も他国に政権の隙を見せてはならない

'17年8月3日(木)
[トランプ] ブログ村キーワード

天下太平の世を例えて、
<五日一風(ごじついっぷう)
 十日一雨(じゅうじついちう
という。
五日に一度、穏やかな
風が吹き、
十日に一度、静かな
雨が降る。
そういう世の中のことだと、
中国の古い書物
『論衡(ろんこう)』にある
◆雨の降る理想的な間隔が
10日間だとしても、それは
あくまでも優しい雨の
ことであり、嵐ではない。
「旬日を出でずして」
(=十日たたないうちに
 早くも)という
慣用表現が、これほど
ぴったりくる出来事も
なかろう
◆天下太平ならぬ、
天下不穏の
“10日間”騒動である。
トランプ米大統領が、
10日前にみずから
広報部長に指名した
ばかりの投資家
スカラムチ氏を解任した
◆氏と確執のあった
プリーバス大統領
首席補佐官、スパイサー
報道官も先月、相次いで
辞任している。
要するにグチャグチャで
ある。
米政権内の混乱を
これ幸いとして、
抜け目のない北朝鮮などが
妙な策謀に動くことは
ないか、心配の種は
尽きない
◆言うなれば
“十日一嵐(じゅうじついちらん)
の記事に、
石川啄木の歌を重ねた。
<気の変わる人に仕へて/
 つくづくと/
 わが世がいやに
 なりにけるかな>。
トランプ氏を縁の下で
けなげに支える人々の、
心の叫びが聞こえぬでも
ない。
(編集手帳 讀賣新聞8/2)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする