2017年05月04日

日本国憲法は三蔵法師、孫悟空はトランプ米大統領

'17年5月4日(木)
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三蔵法師を評して、
『西遊記』は言う。
<出身も申しぶんなく、
 徳行も抜きんでており、
 万巻の仏典にも
 通ぜざるところなく、
 仏教音楽をも
 心得ている>と
(中野美代子訳、岩波文庫)
聖僧のなかの聖僧だろう
◆この崇高なる魂の前に、
妖怪どもがひれ伏すかと
いえば、さにあらず。
次から次へと悪さを
仕掛けてくる。
弟子の孫悟空が金箍棒
(きんこぼう)
(如意棒)や觔斗雲
(きんとうん)を駆使して
妖怪を蹴散らすくだりは
映画やドラマでおなじみ
である
◆日本国憲法とともに
歩んだ戦後の70年を
顧みるとき、
遥かな天竺へ三蔵一行の
たどった苦難の道が
重ならぬでもない
◆国際平和を希求する
崇高な理念をうたった
憲法が三蔵ならば、
現実の脅威を抑え込む
同盟のパートナー、
米国はコワモテの悟空
だろう。
どちらか一方が欠けても、
旅の安寧は期しがたい。
すぐそばに核ミサイル
という“妖怪”がうごめく
なかで迎えた今年の
「憲法記念日」(3日)で
ある
◆悟空の乱暴が
目に余るとき、三蔵は
「緊箍児呪(きんこじじゅ)
という呪文を唱え、
悟空の頭にはめた輪を
締めつけた。
連れを信じ、頼り、
ときには緊箍児呪で
脱線をたしなめて、
平和憲法の旅はつづく。
(編集手帳 讀賣新聞5/3)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする