2017年05月31日

人目を憚らない熊と北朝鮮、内と外でわが国を脅かす

'17年5月31日(水)
[北朝鮮] ブログ村キーワード

「バカボンのパパ」
「レレレのおじさん」…。
赤塚不二夫さん原作の
マンガ『天才バカボン』の
最大の魅力は、登場人物の
強烈なキャラクターである。
昭和50年に
テレビアニメ化するに
あたって、
プロデューサーの
楠部(くすべ)三吉郎さんは、
「本官さん」に注目した

▼何かといえば拳銃を
ぶっ放す、物騒なお巡りさん
である。赤塚さんの父親は、
旧満州で警官を務めていた。
楠部さんは「本官さん」を
けっして悪役にしないように、
スタッフに命じた。
実際アニメでは、一度も
銃を人に向けていない
(『「ドラえもん」への感謝状』)

▼北朝鮮がまたもや
弾道ミサイルを発射した。
今年に入って9回目となる
ミサイルは、
日本海のEEZ内に落下した。
近くで漁船が操業していたら、
あるいはタンカーなどが
航行していたらと想像すると、
ぞっとする。
日本政府が厳重に
抗議するのは当然である。

▼先進7カ国(G7)首脳
会議でも、北朝鮮問題を
「新たな段階の脅威」と
位置づける宣言を採択した。
米太平洋艦隊は、
朝鮮半島周辺に
2隻の空母を展開中である。
もっとも、国際社会の悪役
として完全に開き直った
北朝鮮は、強気の姿勢を
崩さない

▼先週27日、秋田県
仙北市の山林で、
タケノコ採りをしていた
61歳の女性が、熊に
襲われて死亡した。
女性は熊よけの鈴を
携帯していたという。
県内では昨年、熊が
人を食物と認識して
襲う被害もあった。
人を恐れなくなった
熊は
ますます凶暴化する

▼北朝鮮もまた、
今後ミサイル開発を
加速させ、
牙をむき出しにして
いく。
これまでのような
生ぬるい制裁では、
まったく
抑止効果が上がらない。
石油の禁輸を徹底する
ぐらいの強烈な圧力を
かけないと、行き着く
先は、日本に向けての
攻撃である。
(産経抄 産経新聞5/30)

有害鳥獣の捕獲期間
なので、山に入るときは
目立つ服装でと
市の防災無線で放送が
あった。
日常的な被害は
カラスによるゴミ集積場
荒らしである。

菩提寺の役員だったころ
寺の縁の下に
罠を仕掛けてハクビシンを
11頭捕獲したことがある。
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2017年05月30日

シリア人を一つのバスケットに入れないでほしい

'17年5月30日(火)    
[大統領令] ブログ村キーワード

米入国一時禁止措置を
めぐる訴訟を在来シリア
移民が複雑な思いで
見つめている。
宗教や政治信条の違い
などから、
強硬な大統領令を出した
トランプ氏に対し
“一枚岩”になれない
現状はあるが、
シリア移民を危険視する
政権への不満は
くすぶり続けている。
(米東部ニュージャージー州
 パターソン 上条真由)


約8万4千人に上る在米
シリア移民のうち、
ニュージャージー州と
隣のニューヨーク州には
1万人近くの移民が住む。
中でもニューヨーク・
マンハッタンから
北西約25`にある
人口15万人ほどの
パターソンは“シリア村”
として知られ、
市南部には、英語と
アラビア語が書かれた
看板の店が立ち並ぶ一角が
ある。

この地域の人口の1割を
超える約2千人が
中東出身者で、
中でもシリア移民の
存在感は大きい。

紡績業が盛んだった
パターソンでは
20世紀初めごろから工場で
シリア移民が働き始めた。
当時のシリア移民は、
オスマン帝国
(現トルコ)に迫害された
キリスト教徒が多く、
現在もキリスト教徒は
少なくない。

大型スーパーマーケットを
営むアルバート・ヌーリ
さん(61)もその一人だ。
トランプ氏の大統領令に
ついて聞くと、
「政治と宗教のことは
 話したくない」と
言葉少なに語った。

ヌーリさんは1969年に
移住後、78年に現在の店を
開き、子供たちを米国の
大学院に通わせるなど
経済的にも成功を収めた。
店内は中東各国の出身者の
客でにぎわい、
ヌーリさんは
「この町には軋轢はないし、
 みんなで支えあって
 生活している」と強調
した。

ヌーリさんの店から
数軒隣の大型スーパーの
シリア移民の店主も
キリスト教徒だ。
トランプ氏について
質問すると
「取材をやめてくれ」と
顔をこわばらせた。

地元メディアによると、
2013年にはシリア内戦を
めぐり、
アサド政権打倒を支持する
移民らが、
協力的でない店主らに
反発して不買運動を
起こしたことがあったと
いい、過敏になっている
様子がうかがえる。

パターソンに30年間住む
レバノン人移民によると、
「同じシリア移民でも
 キリスト教徒とイスラム
 教徒の対立は激しく、
 政治の話は異様に警戒
 している」という。
また、別のレバノン人
移民は、市内のシリア移民
の間でトランプ氏に対する
目立った抗議はないと
しながらも、
「心の中ではみな、
 トランプ氏の政策に
 反発している。
 ただ、母国では厳しい
 環境を経験しているので、
 不満を公にすることを
 怖がっているようだ」と
話す。

携帯電話の備品を売る店で
働くシリア人の女性(38)は
5年前、シリア西部のホムス
からパターソンに移住した。
トランプ氏について、
匿名を条件に
「シリア人をみな
 テロリストのように扱い、
 私たちを
 一つのバスケットの中に
 入れようとしている。
 いい人もいれば、悪い
 人もいる。
 それはどこの国でも
 同じことではないか」と
語気を強めた。
(産経新聞5/28 6(国際)面)

いい人も悪い人もいる
ことは理解できるが、
特攻隊のように
自爆テロを実行する
イスラム教徒は
米国からすれば、
入国させたくないに
違いない。

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2017年05月29日

日本では喧嘩は両成敗で、沈黙は金とされる

'17年5月29日(月)
[文部科学省] ブログ村キーワード

おとぎ話のカニはサルを
討ち、親の敵を取る。
カニはその後、どうなった
か。死刑になったと、
芥川龍之介は
『猿蟹合戦』に書いている。
敵討ちを「私憤の結果」と
見る世上の声を引いて、
カニへの同情は
「センティメンタリズムに
 過ぎない」と

▼何事も適度に熱し
適度に冷めている。
それが世論の実質である。
社会悪への憤りを
「公憤」と呼ぶが、
当事者が思うほど
私憤との差はない。
「行政のあり方がゆがめ
 られた」と会見で述べた
文部科学省前事務次官、
前川喜平氏の憤りも一歩
下がって眺めた方がよい

▼国家戦略特区での、
獣医学部設置をめぐる
騒動である。
官邸の強い圧力を
におわせる
「総理のご意向だ」の
文書は省内に
「確実に存在した」という。
安倍晋三首相の友人が
理事長を務める
学校法人の選定に
「押し切られてしまった」
と悔いもした。
つまり公憤だと

▼氏は天下り問題で
引責辞任した身でもある。
官邸への私憤もにじみ、
返り血辞さずの告発と
映らぬでもない。
菅義偉官房長官が
人格を責めるような
非難で応じては、
政治の値打ちを
下げるだけだろう。
知りたいのは、
公正の原則に
背く行為があったか
どうかである

▼日本の活力を生む
事業に、透明性が
保たれているかどうか
である。
政権が掲げる成長戦略の
柱なら、政治主導で事を
運ぶのはうなずける。
後ろ暗さがないなら、
事業者選定の経緯を
つまびらかにすればよい。
核心をぼかすから
全てがうさん臭く見える
のではないか

▼文書から
「怪」の字が取れても、
国民には
何の得るところもない。
政治の信用は落ち、
文科省の看板に
はねた泥はいつまでも
跡形を残そう。
国家戦略特区が
「罪人」として
見られかねぬことも、
残念でならない。
不毛な合戦は
高くつきそうである。
(産経抄 産経新聞5/28)
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2017年05月28日

なくなって分かる、空気のように意識しなかった存在

'17年5月28日(日)
[カール] ブログ村キーワード

平安時代の和歌集
『古今和歌六帖(ろくじょう)』に
ある。
<ある時は
 ありのすさびに
 語らはで 
 恋しきものと別れてぞ
 知る>
◆「ありのすさび」は、
一緒にいることに慣れて
相手の存在を意識せず、
なおざりにすること

いう。
「一緒にいるときは
 語らいもしないで、
 いとしい人と
 別れてから知るのだ」。
男女の仲に限ったことでも
あるまい。
記事を読み、その味を
名残惜しく思った人も
おられよう
◆明治はスナック菓子
「カール」について、
東日本での販売をやめる
という。
1968年(昭和43年)に
発売された寿命の長い
商品だが、近年は売り上げが
減っていた。
♪ ハァ〜オラがのォ
里にも春が来まして・・・。
三橋美智也さんの歌う
CMソングも、そういえば
最近は聞かない
◆学生寮にいた昔、
安酒をあおる車座の
飲み会では、皿代わりの 
新聞紙にいつもそれが
載っていた気がする。
「ありのすさび」で、
親しんだ割に記憶の
あいまいなお菓子だが、
これもやはり“昭和の味”に
ちがいない
◆『おさらば東京』
『縁があったらまた逢おう』
『達者でナ』。
三橋さんが歌った曲の
題名に、
“カールおじさん”の声が
聞こえる。
(編集手帳 讀賣新聞5/27)

参考
 ありのすさび
  (在りの遊び)
  あるにまかせて、
  特にきにせずにいる
  こと。(広辞苑)

いいもんだな故郷は 三橋美智也 
【明治】おらが村カールおじさんCM総集編【全20種】 
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月27日

京都のタクシー運転手を嘆かせたデューク・エイセス

'17年5月27日(土)    
[三千院] ブログ村キーワード

永六輔さんが所用で京都を
訪ねた。タクシーは
三千院の前を通る。
「昔はいい所でしたがね」
と運転手さんが言った。
「くだらない歌のせいで
 混雑して困ったものです」
◆♪ 京都大原三千院/
恋に疲れた女がひとり・・・。
男性コーラスの
デューク・エイセスが歌った
『女ひとり』である。
運転手さんは、
乗せた客が作詞した当人だ
とは気づかなかったらしい
◆「座席で小さくなって
ました」。
永さんは当時の三千院門主、
小堀光詮(こうせん)さんとの
対談で楽しそうに回想して
いる。
くだらないどころか、
人を引き寄せてやまないほど
心にしみ入る名曲なので
しょうね、運転手さん
◆グループ結成から62年、
デューク・エイセスが
今年いっぱいで活動を
終えるという。
三千院に限るまい。
『遠くへ行きたい』を
聴いては知らない街に
あこがれ、
『いい湯だな』を聴いては
湯気のひとしずくに
心ひかれ、どれほど
多くの人がその歌声に
誘われて
旅に出たことだろう
◆いい季節を迎えた。
恋に疲れた女の、
素描きの帯は池の水面に
映っているか。
言霊(ことだま)が幸福を
もたらす国である。
「そうだ京都、行こう」と、
言うだけは言ってみる。
(編集手帳 讀賣新聞5/26)

歌にひかれて、三千院を
訪れる恋に疲れた女性が
大勢いたのだろう。

参考
デューク・エイセス 女ひとり 2014 

posted by (雑)学者 at 07:01| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする