2017年04月13日

浅田真央の引退は目標の大切さを教える

'17年4月13日(木)
[目標] ブログ村キーワード

世界のホームラン王、
王貞治選手は、
昭和55年11月に突然、
現役引退を発表する。
体力的には、まだ自信が
あった。
問題は気力である。
756号のホームラン記録を
超えた達成感から、目標を
失ってしまったという

▼「ハンク・アーロンが
  900本くらい打っていれば、
  間違いなく現役を続けて
  ガンガン打っていた
  だろうね」。
3年前サンケイスポーツの
取材に、当時を振り返って
語っている

▼フィギュアスケートの
元世界女王、浅田真央選手
(26)が10日夜、
自身のブログで現役引退を
表明した。
やはり理由として、
目標が消え、選手として
続ける気力がなくなった
ことを挙げている

▼初出場のバンクーバー
五輪では銀メダルを獲得
した。
世界選手権では3度も
優勝を果たしている。
もっともそんな実績は、
早くから「天才少女」
として注目を集めてきた
浅田選手にとって、
「達成感」からほど遠いの
かもしれない

▼大人になってからも
「真央ちゃん」として
親しまれる浅田選手が、
日本中に感動の渦を
巻き起こしたのは、
むしろ6位に終わった
ソチ五輪の演技である。
ショートプログラムは
16位と出遅れ、
メダルが絶望的になっても
ひるまなかった。
フリーで完璧に決めた
トリプルアクセル
(3回転半ジャンプ)は、
多くの人の記憶に残る
はずだ

▼将棋棋士の内藤国雄
さんが、「人生ゲーム」と
題したエッセーを書いて
いる。
狭い盤上に比べれば、
人生は広大無辺。
何より将棋と違って、
人生ゲームには、
敗北がないと指摘する。
「人生の中の1つの
 通過点だと思って
 います」。
浅田選手はブログで、
引退後の新たな
人生のリンクに挑む
決意表明を行った。
これからは勝ち負けを
超えた、美しいジャンプで
ファンを魅了してくれる
だろう。
(産経抄 産経新聞4/12)

正の10を10個足すと
100になる。
負の10同士を掛けても
100になる。
<答えは同じでも、
 正を積み重ねた100には
 陰翳(えい)がないのだ>。
“言葉の魔術師”と
称された歌人、故・
塚本邦雄氏の語録にある
◆フィギュアスケート
女子の
浅田真央選手(26)が
現役を引退するという。
絶望、落胆、失意、
悔し涙・・・いくつもの
負数を一夜にして、
正数の“真央伝説”に
変えたソチ冬季五輪の
ひとこまは誰の目にも
焼き付いていよう
◆前日のショート
プログラムに失敗し、
メダルの望みが絶たれた
なかで、フリーの完璧な
演技が世界を魅了した
◆メダルが手に届きそうな
場面で全身全霊を傾ける
のはやさしい。
負数だらけの絶望のとき、
どうしてそれができるのか。
ひたむきな姿に、
多くの人が泣いた。
競技人生で手にした栄冠の
総量と釣り合うほどに重い
6位だったろう。
それでいて「陰翳」には
遠い、あの清楚なほほ笑み
である。
愛されたのも分かる
◆<きよく/かがやかに/
 /たかく/ただひとりに/
 なんじ/星のごとく>
(佐藤春夫『夕づつを見て』)。
金メダルよりも美しいものが
あることを教えてくれた
人である。
(編集手帳 讀賣新聞4/12)

ソチ五輪のショート
プログラムの失敗で、
浅田は金メダルが絶望的に
なった。
目標を失って、開き直った
浅田は形相を変えて、
フリーの演技に臨んだ。
女性は右脳の影響を受け 
やすい。
コーチは、勝負に大切な
「闘争心」に選手の
スイッチが入っているのを
演技の前に確かめなければ
ならない。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする