2017年04月02日

対岸のことながら韓国の朴槿恵前大統領逮捕

'17年4月2日(日)    
[朴槿恵] ブログ村キーワード

権力の頂点からどん底へ、
あまりにも急激かつ無残な
転落である。

韓国の朴槿恵前大統領が、
収賄容疑などで
検察当局に逮捕された。

大統領経験者の逮捕は
軍人出身で内乱罪や
不正蓄財で有罪となった
全斗煥、盧泰愚両氏以来、
22年ぶり3人目である。

主な逮捕容疑は、最大派閥
サムスングループなどの
企業が文化、スポーツの
財団に行った資金供与への
関与だ。
朴容疑者の友人、崔順実
被告が財団を私物化し、
利権を得ていたとされる。

朴容疑者は3月、崔被告の
利益を図った行為は
憲法違反だとの理由で、
憲法裁判所に罷免された。
その後、検察の事情聴取に
応じ、容疑を全面否認した。

検察は、証拠隠滅の恐れが
あるとして逮捕状を請求し、
裁判所が発付した。
検察と裁判所には、
逮捕せずに在宅起訴に
とどめれば、国民感情が
許さないという判断も
あったのだろう。

罷免後も、朴容疑者に
抗議する集会では、
「拘束せよ」との
スローガンが叫ばれ続けた。
3月下旬の世論調査では、
7割以上が逮捕に賛成して
いた。

保守勢力の一部は
「政治的な動き」などと
して、
逮捕に強く反発している。
朴容疑者は起訴されると
みられており、社会の
分断が深刻化するのは
避けられまい。

韓国では1987年の
民主化以降も、
左派を含めた歴代大統領や
その家族が、カネ絡みの
醜聞に巻き込まれてきた。
清廉潔白なイメージが
売り物だった朴容疑者も、
友人につけ入る隙を与え、
不名誉な系譜に連なったと
言えよう。

背景にあるのは、
縁故主義の蔓延という
韓国政治の宿痾(しゅくあ)だ。

大統領に人事や予算の
強大な権力が集中する。
大統領と血縁、地縁、友人
関係でつながる人々が、
1期5年に限られた任期中に、
最大限の私利を得ようと
群がる。

朴大統領の刑事責任を
いくら追及しても、
こうした政治風土を刷新
するのは容易ではない。

5月9日の大統領選に
向けて、左派が勢いづいて
いる。

懸念されるのは、朴政権の
政策への批判を強める中で、
外交や安全保障分野の
合意まで否定する傾向が
見られることだ。

候補の支持率でトップに
立つ反日・親北朝鮮の
左派野党前代表は、
慰安婦問題を巡る日韓
合意について、再交渉を
求めている。

朴容疑者の訴追は
内政問題にほかならない。
日韓両国が歩み寄って
達成した合意まで反故に
しようとするならば、
筋違いである。
(社説 讀賣新聞4/1 3(総合)面)

参考
 左派野党前代表
  共に民主党前代表
  文在寅
  
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする