2017年03月10日

滑舌がよくなければ伝わらない、じつは、よくても・・・

'17年3月10日(金)
[滑舌] ブログ村キーワード

はきはきとした話し方は
好感を持たれる。
一方で
「滑舌がよくなくて――」
という悩みも聞く。
滑舌とは何か、どうすれば、
なめらかに発声できる
ようになるのか。

声は、喉近くの声帯が
震えることによって発生
する。
最初は単なる音だが、
舌の形を変えたり動かし
たりして「加工」する
ことで様々な発音になる。
例えば、「か」と発音する
時は、舌の根もとで
上あごをはじく動きを
する。

「滑舌とは、主に舌が
 スムーズに動くこと。
 ほかに唇周辺の筋肉
 なども関係してくる」と
鶴見大歯学部教授の
斎藤一郎さんは説明する。
「い」は、唇の両端の
口角を上げて、
ほおの筋肉を上げないと、
はっきり発音できない。

滑舌が悪くなる原因は
いくつかある。

一つは唾液の分泌の減少。
舌は唾液を潤滑油にして
動く。
緊張したり、ストレスが
あったりすると、
唾液が減少して口が渇き、
舌を動かしづらくなる。
睡眠薬などの服用でも
唾液が少なくなることが
ある。

舌や口周辺の筋力の低下も
原因の一つだ。
特に高齢者は加齢に伴い
筋力が低下する。
軟らかいものを多く食べ
たり、退職して人と
話さなくなったりする
ことで、筋力がさらに
衰える。
「最近は、若い人も筋力が
 低下していると考えら
 れる。軟らかいものを
 好み、かむ時間が減少
 している。
 一人で食事をしたり、
 SNS
 (ソーシャル・
  ネットワーキング・
  サービス)が
 広がったりして、
 話す機会が少なくなって
 いることも影響して
 いるのでは」と斎藤さん。

歯並びも大切だ。
歯が抜けていたりすると、
かみづらくなって、
軟らかいものを
食べがちになる。
口周辺を動かす機会が
減って、舌などがうまく
動かなくなりやすい。

日本歯科大口腔リハビリ
テーション多摩クリニック
院長の菊谷武さんは、
「話すことによって、
 筋肉を使い続けることが、
 滑舌を維持するのに
 大切だ。口の機能が低下
 すると、食事に影響し、
 身体機能の低下にも
 つながる」と指摘する。

滑舌の悪さは、
脳血管障害など、病気が
原因のことがある。
急に食べづらくなったり、
話しづらくなったり
したら、歯科などで
診察を受ける。

滑舌をよくする方法

滑舌をよくするには、
話したり、歌ったりして、
口や舌を使うことが大切だ。
かみごたえのある食事も
心掛けたい。

滑舌をよくする
簡単なトレーニング法を、
青山ヴォイス・メイク
アップアカデミー(東京)
代表の白石謙二さんに
紹介してもらった。

まずはしっかりとした声を
出すために腹式呼吸を
心掛ける。
おなかがへこむまでしっかり
息を吐き切り、鼻から息を
吸う。
毎日5分ほど繰り返すことで、
おなかから声が出せるように
なる。

次に顔の筋肉のトレーニングだ。
目や口周辺の筋肉を外側に
広げるイメージで動かし、
次に内側に向かうように閉じる。
10回繰り返す。

最後は、唇や舌の訓練。
「お」「あ」の発音を、
唇を大きく動かしながら
20回繰り返す。
「お」で唇を前に突き出し。
「あ」で歯が見えるように
唇を開く。
次に「ら」「な」を、
舌を速く動かしながら
20回繰り返す。
舌の動きが似ており、
意識しないと「らら」
「なな」などとなる。
「早口言葉を、舌や口の
 動きを意識しながら
 ゆっくり発音することも
 効果的」と話す。
(滑舌をよくするには 
 探る 讀賣新聞3/9
 (くらし)16面)


滑舌のいい人の話は
よく聞き取れる。

高齢者には滑舌のよくない
人の話は聞き取りにくい。
それに、聞こえなくなる
ということは
耳に入る子音同士が
聞き分けられなくなる
ことだという。
声が耳に届いても
話し手の思いが
届かないのである。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする