2017年03月06日

火を甘く見ると火事という甚大な被害の人災になる

'17年3月6日(月)    
[火事] ブログ村キーワード

寺田寅彦が
「函館の大火について」
と題した随筆で、
火事全般を論じている。
地震や雷のような
自然現象ではなく、
おやじのように
自由意志を持つ存在
でもない。99%は
人の不注意で起こる・・・。
<それだから火事は
 不可抗力でもなんでも
 ないという説は
 必ずしも穏当ではない>
◆なぜなら人間が
<過失の動物>であるのは
動かし難い事実だから――
深い洞察をにじませつつ、
もう一ひねりを論考に
加える。
この過失は軽減し得ると
◆昨年末に新潟県
糸魚川市であった大火の
記憶も生々しい中で、
事のニュースが相次ぐ。
“過失軽減”への努力が
正しく続いているか、
点検する頃合いかもしれ
ない。
3月の最初の7日間は
全国火災予防運動の期間
でもある
◆強い風が吹くせいか
春先は火事が起きやすい。
近年の統計から
月別の出火件数の平均値を
はじくと、
3月が最多と出る
◆随筆の題にある函館の
大火も1934年
(昭和9年)の
3月21日に起きた。
1万棟以上が焼け、
2000人余が犠牲になった
という。
<烈風が吹きつのり>と
文中にある。
春の風は火の粉も飛ばす。
花粉症のシーズンは
火の用心の季節である。
(編集手帳 讀賣新聞3/5)

火が勢いづくと、人の手に
負えなくなる。
この辺では、稲刈りを
終えたあと、田圃に残った
稲わらを燃やす作業がある。
数年前の秋、異常気象で
気温が高くなっていたので、
田圃に隣接した民家の
生垣を火が這い上がった。
また、風下の山を火が
登っていき、駆けつけた
消防士がホースを抱いて
消しながら山頂に辿り
着くと、
下の方で火の手が上がり、
降りてくると
上の方で白煙に続き、赤い
火がまた見える。
夕方まで、そうした格闘が
続き、結局は
ヘリコプターが出動し、
鎮火させた。
山火事は2カ所になって
いた。
その年を最後に、
辺りの農家は、稲わらを
燃やす作業をしなくなった。

地震雷火事親爺
怖いものを順に並べた
ものだそうだが、
気を付ければ済むものを
降順にしたものでもある。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする