2017年02月10日

無電柱化推進法により困ることも起こる

'17年2月10日(金)    
[電線] ブログ村キーワード

音楽の才能に恵まれた人は、
そうなのかも知れない。
『赤い靴』や『七つの子』の
作曲家、本居長世は語った
という。
「道を歩いていると、
 電線が五線紙に見える」と
◆恵まれぬ身は
子供の昔に遊んだあやとりの、
不器用ゆえに収拾がつかなく
なった毛糸を思い出すぐらい
である。
先日、電線の地下埋設を
進めるための無電柱化
推進法が施行された。
以来、交差点で信号待ち
などの折々、そばの電線を
見上げている。やがては
消えていく景色だろう
◆<自分の願ひは、
電柱と電線の撤去と
大洋ホエールズ
(現・横浜DeNA)の
優勝である>
◆随筆にそう書いたのは
作家の故・丸谷才一さん
である。
“花より団子”で「美」を
顧みなかった近代日本の
<貧しい現実主義>を
嫌ったらしい。
景観のみならず、
災害時に電柱の倒壊が
救出作業を阻むことなども
考えれば、別れの頃合い
なのだろう
◆電柱にはいま、
通勤の道で毎度お世話に
なっている。
身のこなしを五線紙に書く
演奏記号でいえば
【アレグロ】
(=快速に、軽快に)か。
すばやく陰に隠れ、
トラックや大きな車を
やり過ごす。
ありがたい一瞬の隠れ家
である。
(編集手帳 讀賣新聞2/9)

子供の頃は、電線を避けて、
凧揚げをしたり、
模型飛行機を飛ばしたり
した。
このところ続く強い風で
農業用ビニールが電線に
からまり、何日も
吹き流しのように泳いで
いる。

田植が終わった後の田圃に
薬剤散布のヘリコプターが
電線に触れて落ちたことも
あった。

わが家でも、親の代から、
電力会社の電柱敷に
庭の隅を貸している。
 
電柱がなくなったら
困ることもある。

知らない街で、電柱に
巻かれたプレートの
住所表示に助けられた
ことが度々あった。

散歩のときの犬も
おしっこをひっかける
格好のものがなくなって
戸惑うことだろう。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする