2017年02月03日

人様の権利を侵さない範囲でしか己の権利は認めらない

'17年2月3日(金)
[犯罪歴] ブログ村キーワード

以前、本を読んでいて
幾つか珍妙な表現に
出くわした。
「若々しく美しい婆」
「人口火で煮て・・・」等々。
それぞれ。姿、トロ火の
誤植である
◆人生は一冊の本にたとえ
られる。
うっかり、あるいは
魔が差しての“誤植”も
あるだろう。
英国の詩人
ジョン・クレアは、
過去を悔いる心境を
友人に宛てた手紙に綴って
いる。
<人生に第2版があれば
 校正したい>と
◆インターネットの
検索サイトに
過去の犯罪歴が表示されて
いることは、
プライバシーを侵害し、
詩人の言う校正――人生の
やり直しを阻んでいるのか。
表示は削除されるべきか。
「忘れられる権利」を巡る
論争である
◆最高裁が初めての判断を
示した。
犯罪歴を公表される人の
こうむる不利益に比べて、
公表することの必要性・
公共性が高い場合は
削除するに及ばず、という。
「知る権利」に重きを置いた、
まずは妥当な考え方だろう
◆その判断にはうなずきつつ、
冒頭の誤植例「人口火」
という言葉をかみしめている。
ネット空間とは“人の口”の
巨大な集合体である。
情報の扱いを誤れば、
口の吐く火が誰かの人生を
焼き滅ぼすこともある。
忘れまい。
(編集手帳 讀賣新聞2/2)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする