2016年11月30日

言論の自由を差し出せば食べさせてくれる国はある

'16年11月30日(水)
[ロシア] ブログ村キーワード

欧州連合(EU)加盟を
目指す
旧ソ連モルドバの領内で、
親ロシア派勢力が
支配する
「沿ドニエストル」
という特殊な地域を昨年、
取材で訪れた。
ロシアが経済危機に陥る
なか、その援助を受ける
沿ドニエストルの状況も
深刻で、
「モルドバ政府との関係を
 回復させなくては、
 立ちゆかなくなるのでは」
と強く感じた。

ただ今月、
モルドバ大統領選のため
首都キシニョフを
つぶさに取材する機会があり、
困惑を覚えた。
中心部ですら街灯が
まばらで、歩道の舗装も
ひどい。
沿ドニエストルとあまり
変わらないと感じた。
投票所に来た男性は
「今の給与はアフリカ
 並みだ。これで
 どうやってEUに入ろう
 というんだ」と
“親欧州派”政権を批判
した。

地元記者は
「人民は民主主義に
 あこがれたが、
 政権のやっている
 ことは欧州統合と
 何ら関係がない」と
嘆いた。一昨年には
国内総生産の10%以上が
突然銀行から消える
事件が起き、政権や
当局の関与が疑われている。
「公務員の深刻な
 汚職体質はソ連時代の
 名残だ」と識者は語った。

結局、選挙では
親露派候補が勝利した。
支援者という携帯電話店の
店員は
「ロシアに言論の自由は
 ないかもしれないが、
 中国や北朝鮮だって
 そうだろう」と記者に
語った。
旧ソ連の厳しい現実を
見せつけられたと感じた。
(黒川信雄)
(外信コラム赤の広場で
 厳しい「欧州統合」
 産経新聞11/29 8(国際)面)

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2016年11月29日

修行の足らない者が刃物を持つと世の中が乱れる

'16年11月29日(火)    
[刀] ブログ村キーワード

1876年の廃刀令から
140年たっても、
日本刀は今なお多くの人を
引きつけている
◆刀を見ようと、
美術館や博物館を訪れる
「刀剣女子」が増えたと
いう。
リオデジャネイロ五輪で
銀メダルの陸上リレー
4選手が、そろって刀を
抜くしぐさを見せたのも
記憶に新しい
◆<武士道の力と
  勇気の象徴>と
刀を評したのは、新渡戸
稲造である。
<重厚なる人は
 剣を用うべき時を知り、
 しかしてかかる時は
 ただ稀にのみ来る>
(『武士道』)と指摘し、
勝海舟が幕末、暗殺され
かけても、一度も人を
斬らなかった逸話を挙げた
◆陸上自衛隊が、
多国軍への贈呈品に使う
エンブレムを作成した。
日の丸と桜星の間に
日本刀の鞘と刃を交差
させた図柄。
鞘を上に置くことで、
刀を抜くのは最後の手段だ、
との意味を込めたとか
◆自衛隊が担う専守
防衛には、隙を突かれず、
敵を寄せ付けぬ構えが
欠かせない。
勝は剣の達人だったが、
襲われて警護の武士に
助けられたこともある。
「私が居なかったら、
 先生の首は既に
 飛んでしまっていた」
と言われ、勝の
『氷川清話』には、
<これにはおれも
 一言もなかったよ>
とある。
(編集手帳 讀賣新聞11/28)

刃物を凶器にした
強い殺意の犯罪を
なくすには、
生命の尊厳や道徳を
徹底して教える
しかない。

一方、護身術のように、
犠牲者を出さない
心構えも自らを護るために
教える必要がある。
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2016年11月28日

人口減少の時代に不可欠な商売をする上での心掛け

'16年11月28日(月)
[松下幸之助] ブログ村キーワード

創業50周年にあたる
昭和43年、松下電器では
得意先を招待し、
全国十数ヵ所で謝恩会が
開催されました。
松下幸之助はそのすべてに
出席、盛業のうちに
今日を迎えられた礼を
述べると、壇上を前方に
歩み出て深々と頭を下げ、
感謝の意を表したのです。

幸之助は、自身が
小さな借家でソケット
づくりから始めた
松下電器を世界的企業に
成長、発展させることが
できたのは、お得意先を
はじめ周囲のすべての
人の支援があったからだ
という気持ちを常にもって
いました。
そしてそのご恩に報いたい
との思いが、
来客を迎える際にも
おのずと現れたのでした。

晩年になっても幸之助は、
得意先を招く行事などでは
必ず幹部社員とともに
長時間、立礼で出迎え、
閉会後は最後まで玄関先で
見送っていました。

また古くからの社員は、
当時の接待の徹底ぶりを
次のようにふり返って
います。

たとえば料亭で宴席を
設けるときは、
玄関係の社員が、宴会の
あいだに招待客の靴を
全部磨く。
お酒の燗係は温度計を
持って待機、座敷に
運ばれる前に温度を測り、
定められた熱さかどうかを
確かめる。
事前の準備では宴会場に
タコ糸を張り、その糸に
沿ってお膳や座布団を
まっすぐ並べたといいます。

「座ったらすぐに乱れる
 と言うが、そうではない。
 ピシッとそろっていると、
 入ったときの空気が違う。
 つくづく接待はお金では
 なく、心遣いそのものだ
 ということを教えられた」
と、その社員は述べています。

幸之助の秘書を務めた人の
思い出です。

昭和50年頃のこと。
ある朝、系列の販売店の
夫人一行5名が来社されて
いて、幸之助に面会したい
と言っておられるという
連絡が入りました。
多忙のなか、急な申し出で
あったにもかかわらず、
幸之助は
「わかった。お会いする」
と快諾。
昼食の手配とあわせて
カメラマンを呼ぶよう
指示し、
「お土産は何にされますか」
という秘書の問いに、
「佐賀錦のハンドバックに
 しよう」と答えます。

午後、会食を終えた
幸之助は、
「皆さん和服だったから、
 きょうのお土産は
 ぴったりでよかった」。
さらに
「経営がうまくいっている
 お店は、奥さんが
 しっかりしているという
 話をしてきた。
 みんな喜んで
 おられたで」と、
うれしそうに言いました。

翌日には、カメラマンが
撮った写真で、
夫人一人ひとりに贈る
5冊のアルバムを作成。
幸之助みずから写真や
キャプションを決めつつ、
つくっていたということ
です。
作業をしながら幸之助に、
「松下電器がここまで
 大きくなったのは、
 こういう方々の
 おかげやで、
 よう知っておきや」と
肩をポンと叩かれたことが
忘れられないと秘書は
語っています。

真心のこもった、
(こま)やかで
配慮の行き届いた
おもてなし――
それは幸之助の
深い感謝の念に根ざした
ものだったのでしょう。
(佐藤悌二郎PHP研究所専務
 感謝の念を忘れない 
 松下幸之助おもてなしの心12 
 PHPNo.823'16/12)


参考
 キャプション
  写真の説明文
  (広辞苑)
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2016年11月27日

新たな実効支配、日本の国土が中国資本に買われてる

'16年11月27日(日)
[外国資本] ブログ村キーワード

外国資本による森林や
水源地、農地、ゴルフ場、
ホテルなどの買収が進むなか、
政府はようやく規制法案
制定を視野に、対応策の
検討に着手した。

産経新聞は3回にわたる
連載「異聞 北の大地」で
組織ぐるみの大がかりな
不動産買収に、永住権
確保をも視野に入れた
個人的な不動産買収を指摘。
「中国は日本を狙っている。
 特に北海道には関心が
 集まり、積極的に
 進出計画を進めている。
 一部中国メディアの
 間では、北海道は
 10年後、中国の32番目の
 省になると予想されて
 いる」という在日中国人
チャイナウォッチャーの
証言を紹介した。

連載を掲載中、
記事への問い合わせをして
きた北海道の中国系企業の
トップの一人は
「32番目の省」という
表現について、
「中国でも言われているから
 問題視するつもりはない」
との趣旨の発言をした。
日本の土地は
いつまで外国資本の餌食に
なるのか―。
(文・宮本雅史)

赤井川村を走る
国道393号沿いの
白井川渓谷に、広大な
森林地帯が広がる。
今年5月にシンガポール
企業に買収された
「ドロームキャンプ・
 フィッシング
 フィールド」だ。

約270fの森林内には
100張り以上のテントが
設営できるという
緑のキャンプ場が広がる。
3つの大きな釣り堀には
そばを流れる白井川の
支流が流れ込んでいる。
上空から見ると、
国道沿いの木を残して
中だけを伐採、入り口を
閉ざすと、完全な閉鎖的
ゾーンになることがよく
分かる。

日本法人によると、
ホテル経営を引き継いで
10年ほどかけて
約30億円を投資し、
美術館の建設や別荘の
造成を構想しているという。

「大きな川が流れていて、
 自己完結型に
 生活するには最適の
 場所だ。
 中国人の移民が増え、
 こうした地域に住む
 可能性がある。
 自己完結的に住める
 地域には
 アンタッチャブルな
 集落ができる可能性が
 ある」

長年、北海道での
外国資本の不動産買収を
追跡している
前道議の小野寺秀氏はこう
懸念を示した。

中国を拠点に不動産投資を
展開する企業グループが
約7万7千平方bの土地を
買収した洞爺湖町月浦地区。

約100億円を投入し、
中国本土やマカオに住む
富裕層や中間層を対象に、
最大1500人を収容できる
高級宿泊施設を中心とする
大規模リゾートを開発する
という。

だが、買収、開発話は、
地元には寝耳に水。
町や洞爺湖温泉観光協会の
担当者は
「土地の買収や開発計画は
 新聞報道で初めて知った。
 地元には、開発内容の
 説明がなかったし、
 いまだにない。
 何を考えているのか、
 方針が分からない」と
憤りを隠さない。

しかも、買収された月浦
地区は国立公園特別地域で、
開発行為は法律で制限
されており、開発するには
環境省と北海道に許認可
申請をしなければならない。
だが、
「許認可を受けたという
 話は聞いていない」と
町の担当者。

「このまま、無計画に
 開発されれば、
 環境破壊に繋がる
 危険性がある」
(温泉協会の担当者)
という不安も出ている。

JR函館線小樽築港駅に
近い標高約70bの高台
(約3831平方b)が
農産物の生産、販売業などを
行う札幌市内の中国系企業に
買収されたのは今年の3月。

上空から観察すると、
観光名所の一つ
「平磯公園」から1段
下がった高台は、
土砂の壁を背に、
三方を崖や石垣、森林に
囲まれている。
森林の中に建つ日本料理
専門のレストランは確認
できるが、敷地内への
出入口は1カ所。
まさに“要塞”のように
映る。森林に阻まれるため、
上空からでなければ、
全体像は分からない。

小樽湾と小樽市街が目前に
迫っている。
海上保安庁の巡視船も
視野に入る。
中国人観光客や中国系企業が
増えると、
「意図は別にして、
 要塞のような高台に建つ
 レストランが中国人の 
 拠点になる可能性がある」
と危惧する声も出ている。
(異聞 北の大地
 産経新聞11/24 4(特集)面)

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2016年11月26日

今、米国で、リベラルは愛国者に嫌われる

'16年11月26日(土)    
[トランプ] ブログ村キーワード

米国のあちこちで聞いた、
共和党のトランプ次期米
大統領を支持する人たちの
言葉を反芻している。

――米国は移民で成り立つ
 国家ではないのですか?

「近所に引っ越してきた
 移民が毎朝、家族に
 見送られて仕事に
 出かけるのに、自分には
 行く職場がない。君には
 想像ができるか?」

――日本の自動車会社は
 米国で雇用を創出して
 いる

「日本にできることを
 米国ができなく
 なったのが悲しいよ。
 だから俺は米メーカーが
 国内で作っている
 車しか買わない」

――日本防衛は
 米国の利益にもなります

「自分の国は自分で守る。
 お互いに強くなれば、
 もっと安全になる。
 そんなことは当然だろう?」

出会った支持者の多くは
素朴な愛国者だった。
だが、民主党のクリントン
候補はトランプ氏の
支持者を人種差別主義者、
性差別主義者と決めつけた。
果ては
ミュージカル俳優までが
舞台上から観客のペンス
次期副大統領に
「多様な国家」について
講釈を垂れるという、
役者としてあるまじき
行動に出た。

オバマ大統領も外遊先の
ギリシャで
「民主主義には妥協が
 必要だ」と説いた。
そこには上下両院で
多数派の共和党と妥協せず、
国民に「怒りと不満」の
はけ口を与えなかった
反省はない。
だからリベラルは嫌われる。
(加納宏幸)
(外信コラムポトマック通信
 だからリベラルは嫌
 産経新聞11/24 8(国際)面)

posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする