2016年01月31日

「やっちゃえ」と思ったら、「待てよ」と再考すべし

'16年1月31日(日)
[平気] ブログ村キーワード

公徳心がなくなりつつある
日本の現状を憂いた
読売のコラムがある。

マンションのベランダから
子供が転落する事故が
後を絶たないという。
原因を探った本紙の記事に
「高所平気症」という
言葉があった。
高層住宅が増えて
子供が高い場所を
怖がらなくなっている。
そんな見方があるらしい。
◆平気は危険と隣り合う。
「へいちゃら」とくだけて
言うと、その意味合いが
くっきりする。
辞書に例文がある。
<鼻血が出たくらい
 へいちゃらだ>(大辞林)
子供は元気が何よりだが、
けがを軽く考えて
もらっても心配になる
◆スキーバスの転落事故から
半月がたった。
判明した事実がたくさんある。
運転手は大型バスの運転に
不慣れだった。
健康診断も、当日の健康
チェックも受けていな
かった。それでもバス会社は
ハンドルを握らせた。
平気が過ぎたと思うほかない
◆国土交通省に設けられた
有識者委員会が先週、
再発防止に向けて議論を
始めた。
平気の芽を摘み取る方策を
練り上げてほしい
◆英国の作家、オスカー・
ワイルドの
『ドリアン・グレイの肖像』に、
登場人物の一言がある。
「良心と臆病は
 本当は同じものさ」
 (仁木めぐみ訳)。
人の命を預かるには
臆病過ぎるぐらいがいい。
(編集手帳 讀賣新聞1/31)

良心にもとる自分の行為が
ないということだが、
結局は、自尊心が足らない
のだろう。

中国に
「空き瓶売買(まいまい)
と言う商売があった。
戸別に回って、不要だという
空き瓶を買い、必要だという
空き瓶を売る。

玄関で声をかけて、
誰も出てこなければ
履物を失敬していく。
バレたら返せばいい。

自尊心をなくした
わが国の各般で
バレ元が横行しだして
いる。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月30日

怒りの先に好ましいしつけの姿は見えない

'16年1月30日(土)
[子ども] ブログ村キーワード

子どもをかわいいと思う
親ほど、子どもを叱る。
世の中に送り出して
生きていける大人にする
ためである。
生きていけない大人の
極みは、子どもを
育てられない人たち
である。

議論の基調に今日の新聞の
コラムを取り上げたい。

吉野弘さんに
『眼・空・恋』と題する
詩がある。
<私は断言する/
 見るに値するものが
 あったから/
 眼が出来たのだと>。
値するものとは、
たとえば美しい空であり、
恋人だという
◆<今一つ私は断言する/
美しいものは/眼の愛に
射られて/より美しく
なってゆくと>。
わずか3年余りの生涯
である。
その子にも、見るに
値するものがこの世に
あっただろうか。
まなざしの愛で射抜いて
みたいほど美しい何かに
出会えただろうか
◆東京都大田区の新井
礼人(あやと)ちゃん(3)
である。
「にらんだ」と、
ただそれだけの理由で、
同居している母親の
交際相手(20)から
凄まじい暴行を受けて
死んだ
◆短い人生の最後に、
目はどんな風景を見たの
だろう。
「飛び降りて
 死んでしまえ」と
連れ出されたベランダか。
床に突き立てられた包丁か。
体ごと投げつけられた
ガラスケースか。
繰り返し顔を打つ男の手か。
脳天や肩に降ってくる
格闘ワザ「かかと落とし」
の足か。これを虐待死とは
呼ばせない。虐殺である
◆新聞に、あどけない
目をした遺影が載っている。
罪に見合う罰に思いを
めぐらせるとき、
ある二文字が脳裏を離れ
ない。
(編集手帳 讀賣新聞1/30)

子どもを育てる覚悟も
ないのに子を産む親がいる。

子どもを守るための
気配りが足らない親が
いる。

自分の憂さを晴らすのに
相手を傷つけても構わない
と考える人がいる。

他人の命を粗末にする
風潮が広がっている。

このような時世で
怒りは重大な問題を
引き起こす。

子どもの問題行動に
親は激しく怒る。

しかし、怒りが
しつけになるとは
限らない。

怒りが親の憂さ晴らしに
しかならないことが
多い。
暴力に及べば、逆に
反感を買うかもしれない。

殺伐とした家庭は
殺伐とした子どもを
育て、やがてその子も
殺伐とした家庭をつくる
かもしれない。

国指導で、地道な
命の大切さを教える
ことから、この風潮を
正す教育を始めるしか
ないように思う。

生き物の使命は
種を絶やさないことで
ある。
子どもを死なせた人は
それが故意であっても、
なくっても
その使命を
果たせなかった人である。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月29日

仕事のできる政治家を狙う日本版パパラッチに興味あり

'16年1月29(金) 
[辞任] ブログ村キーワード

新聞はこぞって甘利氏の
辞任を1面で報じていた。
反響を2紙のコラムから
・・・・。

暮らしの風景が変わり、
いまでは説明なしには
使いにくい言葉に
「竈(かまど)」がある。
鍋や釜をかけて物を煮炊き
する、いわば昔のコンロ
である
◆国語辞典は【竈に媚ぶ】
という言葉を載せている。
主人に取り入るのではなく、
まずは竈を預かる者に
取り入る。
<権力者に直接ではなく、
 実務を握っている
 下級者に媚びへつらう
 こと>(日本国語大辞典)
だという。
竈には怪しい手が伸び
やすい
◆政治家の本文は政策だ、
それこそが神聖な「床の間」
だ・・・とばかりに
「台所」の竈を秘書任せに
していれば、失火で家が
全焼することもある
◆甘利明経済再生相が
閣僚を辞任した。
『週刊文春』が火をつけた
違法献金疑惑で秘書の
監督責任を取るという。
いまだ真相に不明な点も
多く、辞任ですべてが
片づくわけではない上に、
安倍政権の屋台骨を支えて
きた政策通の不名誉な退場
である。政権運営に影響は
避けられまい
◆一説に「仕事師」は
「火事師(ひごとし)」、
江戸の町火消に由来する
という。
竈の目配りを怠れば、
業績も名声も灰になる。
仕事師よ、常に火事師たれ。
政治家の一人が襟を正す
べき、苦しすぎる教訓に
違いない。
(編集手帳 讀賣新聞1/29)

英国の作家、ジェフリー・
アーチャー氏(75)ほど、
浮き沈みの激しい人生は、
世界でもまれであろう。
29歳で下院議員に当選した
ものの、投資詐欺に
ひっかかって全財産を失い、
辞職する。

▼ところが、
その経験をもとにした
小説を発表すると、
世界的なベストセラーと
なった。上院議員として
政界にも復帰し、保守党の
有力議員として活躍するも、
コールガールをめぐる
スキャンダルが、命取りと
なった。

▼1986年、大衆紙に
親密な交際を書き立てら
れたアーチャー氏は、
名誉毀損の裁判を起こし、
一旦は勝利を得る。
氏の知人が、アリバイ
工作のために偽証を
頼まれたと、
別の大衆紙に情報提供
したのは13年後だった。
大衆紙は、知人と
アーチャー氏が電話で
会話するよう仕掛け、
内容を録音して暴露した。

▼用意周到な取材という
点では、甘利明経済再生
担当相(66)の疑惑を
報じた、週刊文春も負けて
いない。トラブル解決への
口利きの見返りに、
甘利氏側に、
計1200万円の現金授与や
飲食接待があったという。
情報源の男性が甘利氏の
秘書に現金を手渡している、
現場の写真まである。
男性から、大量のメモや
音声データも入手している
ようだ。ワナにはまった
などという、言い訳は通用
しない。

▼刑務所で服役した
アーチャー氏は、
政治家に戻れなかった。
それでも逆境体験を再び
小説に生かして、
ますます意気軒高である。
甘利氏の、参考になるのか
どうか。閣僚辞任を
明らかにした、昨日の
記者会見には、驚いた。

▼甘利氏によれば、
自分が受け取った現金に
ついては、適正な処理を
指示した。
「人間の道を踏み外した」
秘書の責任を取るという
のだ。「政治家の美学」。
辞任の理由に挙げた言葉の
響きには、違和感を覚える。
(産経抄 産経新聞1/29)

2紙のコラムを代表に
取り上げてみた。
この国は、政策よりは
スキャンダルに興味がある
らしい。
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月28日

食事は命をいただくということ、粗末にしては罰が当たる

'16年1月28日(木)
[食事] ブログ村キーワード

処分されるはずの食品の
横流しをする人たちがいる。
この是非を論ずる前に
世の中には飢えて亡くなる
人がいることも
考えなければならない。
そうであれば、
食品の品質のランクを
下げて、流通させることを
考えたらどうかと思う。
食事は生き物の命をいただく
という一面もある。
粗末にしていいわけがない。
昨今の殺伐とした世の中を
変えるための子どもたちの
教育にもなる。

隣の韓国では、日本より
食べ残しが多いらしい。
日本に見習えという意見も
うなずける。

焼き魚の解剖!?

なじみの食堂で
日本人の友人と
サンマやサバを食べていた
ところ、店の主人から
「すごいねえ、焼き魚の
 解剖みたいだ」と
言われた。
幼いころ
「残さず、きれいに
 食べなさい」と
しつけられた日本人の習性が、
友人ともども自然に出た
だけだ。

韓国では食の作法として、
残すことが美徳とされる。
きれいに平らげることは
「料理が足りない」と
受け取られ、むしろ
接待してくれた相手には
失礼にあたるのだ。
骨だけきちんと残して食べて、
もてなしてくれた韓国人から
けげんな顔をされた日本人の
知人もいる。
よって、韓国人から
食事の接待を受ける場合は、
必ず意図的に“品良く残す”
ようにしている。
そもそも韓国の食事は
量が多く、出された全部は
食べきれないのだが。

食道の話に戻る。
魚の骨とヒレだけが残った
皿を見て、店主は
「芸術的だ」とも言った。
「食べ物は作った人の
 血と汗。日本では
 残してはいけないと
 親から教育を受けるの
 です」と説明したら、
「残飯も減る。
 学ぶべきだ」と率直に
感心していた。

残飯の多さは韓国で
長年の社会問題でもある。
日本人の
「もったいない精神」は
もちろん、作る側の店主は
「料理した者の血と汗を
 粗末にしてはいけない」
という考え方にも、いたく
感動していたようすだ。
(名村隆寛)
(外信コラムソウルから
 ヨボセヨ
 産経新聞1/28 9(国際)面)


参考
 ヨボセヨ=もしもし
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月27日

痛みに耐えることを求められる温暖化防止対策

'16年1月27日(水)
[マイカー規制] ブログ村キーワード

赤道付近の南米の
太平洋でエルニーニョ
現象が起きているとき、
暖冬になる傾向があるが、
高気圧が弱くなると
寒気が南下して、
東アジアを襲ったような
寒波に見舞われる。

急速に経済発展した
BRICsの一員である
インドは中国もそうだが
大気汚染に悩まされている。
先進国から応分の
温暖化対策を求められても
自国の成長が鈍化するのを
恐れ、これに
応じてこなかった。

しかし、大気や水質の汚染と
なって、自国民の生活を
脅かす事態に直面すると
対策に乗り出さざるを得なく
なっている。
エルニーニョ現象も
地球温暖化の産物である。
だが、痛みを伴うことまで
国民に浸透しているかと
いうと疑問である。

マイカー規制の成否は

世界最悪の大気汚染都市
とされるインドの首都
ニューデリーで今月、
大気浄化のため、
車の排ガスを減らす規制が
行われた。
元日から15日まで、
日曜日を除く
午前8時〜午後8時に
1日交代で自家用車の通行を
登録番号が奇数か偶数かで
原則、禁止したのだ。

この国では、日本人から
見れば乱暴な運転が目につく。
当初は違反が相次ぐのでは
ないかとの悲観的な声も
あったが、フタを開けて
みれば、罰金が2千㍓
約3500円)というのが
効いたのか、ほとんどの
市民が規制を守ったようだ。

地元紙ヒンドゥスタン・
タイムズの世論調査では、
規制について61%の人が
「成功」と答え、「失敗」は
18%にとどまった。
規制を続けてほしいかとの
質問では「はい」が68%で、
「いいえ」の30%を
上回った。渋滞がほぼ
解消し、バス通勤者には
大歓迎だったようで、
デリー首都圏政府の幹部は
「仕事後の帰宅が早くなり、
 家庭内のけんかも減った」
としたり顔だ。
政府は公共バスを増やした
うえで、春にも改めて規制を
試行する方針という。

一方で、知人の男性は
「毎日、車が使えるよう
 もう一台買った」と
話していた。
規制が本格化した場合、
セカンドカーを購入
しようと思っている人も
かなりいるらしい。
そうなれば、規制は
骨抜きになるかもしれない。
(岩田智雄)
(外信コラム カンジズの
 ほとりで 
 マイカー規制の成否は
 産経新聞1/26 8(国際)面)


posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする