2018年02月18日

やりたいことをずっとやり続けたら、何賞でも獲れる

'18年2月18日(日)    
[映画賞] ブログ村キーワード

米国は年末からの
「アワードシーズン」
(賞の季節)の真っ最中だ。
「ゴールデン・グローブ賞」
など数々の映画賞の発表が
続き、米映画界最高の栄誉
とされるアカデミー賞
(3月4日)で最高潮を
迎える。

社会的、政治的問題を
舞台上で取り上げるのが
恒常化した感があるが、
一歩間違えれば雰囲気を
壊しかねず、相次ぐ
政治的発言にうんざりする
向きもある。

そんな中で、
「アニメ界のアカデミー賞」
といわれる米アニー賞の
発表・授賞式を取材した。
受賞者からどんな発言が
飛び出すかと身構えたが、
ほとんどが気取らず簡単な
感謝を述べるだけで堅い
話はしない。
他の映画賞との違いに
ホッとしつつも、
あるスピーチに感じ入った。

「アニメを作ることが
 大好きだ。
 この仕事の代わりに
 他にやりたいことはない」

アニメ界への長年の貢献を
たたえる功労賞
「ウィンザー・マッケイ賞」を
贈られた英国のアニメ制作者、
ジェイムズ・バクスター氏の
言葉だ。

「若いころは机に座ると
 やる気と興奮にあふれて
 いた。
 今もそれは感じるが、
 それよりもストレスが
 スーと抜けていく感じが
 する。
 なぜならそこが私の
 いるべき場所だからだ」。
まさに天職なのだろう。
自らもかくあるべしと改めて
誓った。(住井亨介)
(外信コラム 西海岸から
 産経ニュース2/16 10:00)
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2018年02月17日

いい患者はいい医者を、いい医者はいい薬を選ぶ

'18年2月17日(土)
[前立腺がん] ブログ村キーワード

前立腺がんを治療中の
東京都の男性(62)は、
主治医を務めた2人の
泌尿器科医への不信感が
消えない。

1人目には、手術に誘導
されたように感じる。
2011年、前立腺がんを患い、
手術実績がある病院を探した。
確かに手術の説明は
詳しかった。
悪性度が高く、再発率は
15%、後遺症は、
排尿障害の確率が15%。
会社勤めだから、
尿もれだけは避けたい。

がんの専門病院で
放射線科医の意見も
聞きたかった。
タレントの間寛平さんが
放射線で前立腺がんを
治療し、マラソンを完走
した記事を目にしたからだ。

だが、泌尿器科医は
「専門病院でも手術をして
 放り出されるだけ」
「放射線を最初に選ぶと、
 再発時に受けられない」
と一蹴した。

3割負担の約30万円で
受けた手術後は、
尿吸収パッドが手放せなく
なった。
宴会の席などで酒を飲み、
大量に尿が漏れて座布団を
汚したこともある。

放射線治療では膀胱や腸が
傷つき出血する人もいるが、
排尿障害のリスクは低い。
治療成績は手術とほぼ
変わらない。
一般の放射線治療なら、
2か月程度の通院で
約30万円。
自分は対象外かも
しれないが、放射線を
放出するカプセルを
前立腺に入れる
小線源療法は4日で
約40万円――。
そうした情報も知らずに、
手術を受けたことが
悔しい。

16年、前立腺がんは
再発した。
別の病院に通い、2人目の
泌尿器科医から
ホルモン療法を提案された。
がんの増殖に関わる
男性ホルモンの働きを
薬剤で抑える。
ほてりなどの副作用に加え、
数年後に効かなくなる
可能性がある。
月の医療費の負担は
1万〜2万円程度という。

念のために放射線科医の
紹介を頼むと、
泌尿器科医はやはり
ムッとした。

患者会などから情報を集め、
結局、計30回の放射線
治療を受けた。
出勤前、午前8時半からの
1時間を使った。
がんを示す血液検査の値は
正常値に下がった。

結果を知った泌尿器科医が、
驚いた顔で言った。
「えっ、こんなに効果が
 あるのか!」
驚くのはこっちだ。
放射線治療が万能では
ないだろうが、
他科の状況を知らず、
患者の「適正」な治療が
行えるものか。

前立腺がん治療を巡る
技術の進歩は目覚ましい。
現場に詳しい医師は、
「最新状況を
 全ては把握するのは困難」
と打ち明ける。
12年に保険適用された
手術支援ロボット
(1台約3億円)については、
「若手医師を確保する
 ために導入する病院もある。
 投資額を回収しようと、
 過度に手術を促すことも
 ある」と語る。

男性は、つぶやかずには
いられない。
悔いのない判断をしたい
だけなのに、なぜこうも
苦労する。
主治医を全面的に信頼
できない患者ほどつらい
ものはない。
(医療ルネサンスNo6737
 讀賣新聞2/16 20(くらし)面)

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2018年02月16日

スポーツマンシップは応援する側にも求められる

'18年2月16日(金)
[高梨沙羅] ブログ村キーワード

読売歌壇にスポーツ選手の
実名入りの短歌が載った
ことがある。
<我も又重き荷負わせし
 一人ならむ許したまえよ
 高梨沙羅よ>(加治勢以)
◆ソチ冬季五輪でまさかの
4位に終わった高梨選手に
期待があまりに大きかった
せいだろうと詫びている。
まじめさゆえか、いつも
インタビュアーの顔を
まっすぐに見て話す17歳
(当時)の少女の、
落胆した姿を浮かべる方は
多かろう
◆そこからはい上がったと
思えば、表彰式の笑顔が
よけいにまぶしく映る。
平昌五輪スキージャンプ
3位の高梨選手である。
メダルの色は目標の金には
届かなかったとはいえ、
力を出し切れたという
コメントがうれしい
◆五輪に限らず、選手と
それを観る人はお互いに
心を使う。
負けた選手の談話に
よく「すいません」が
あるけれど、
先の歌に従えば、
応援する側も例外では
ない。よかった。
悔しい――澄んだ心で
それを共有するから
スポーツは栄えるのだろう
◆ただ、この五輪で
残念なのは不純物が
目立つことである。
きのう(14日)は
アイスホッケー女子の
応援席で領有権を主張する
島を明示する朝鮮半島旗が
掲げられた。
心の使い方が歪んでいる。
(編集手帳 讀賣新聞2/15)

人前で自分の権利を
主張するのは、
相手の権利の主張にも
利があることを
認識していることの
現れである。
国際世論からは
ヒステリックな国民性だ
としか映らない。
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2018年02月15日

アスリートファースト、選手には「旬」がある

'18年2月15日(木)
[平昌] ブログ村キーワード

本日(14日)は
バレンタインデー。
その起源をたどれば、
古代ローマの
ルペルカリア祭に行き着く。
当時の若者は、狼の女神
ルペルカルが住むとされる
洞窟に向かい、
生贄(いけにえ)のヤギを
供えた。続いてヤギの皮を
腰に巻き、走って
丘の周りを一周する

▼途中で若い女性に
出会えば、ヤギの革ひもで
むち打った。
「女性の不妊症を治し、
 真冬の間に活動を
 停止していた
 あらゆるものの
 繁殖力を呼び覚ます」。
つまり、春を迎えるための
儀式だった
(『ヨーロッパ祝祭日の謎を
  解く』アンソニー・F・
 アヴェニ著)

▼スピードスケート女子
1500bの高木美帆選手の
銀メダル。
ノルディックスキー・
ジャンプ女子の高梨沙羅
選手とフリースタイル
スキー男子モーグルの原
大智選手の銅メダル。
平昌冬季五輪で日本勢の
メダルラッシュを
もたらした3選手には、
共通点がある

▼高木選手は、前回ソチ
大会の代表選考から漏れた。
金メダル確実といわれた
高梨選手は、4位に
終わった。
原選手は、先に世界で
結果を出している
ライバルの陰に隠れていた。
3選手はともに、大きな
挫折を経験している。
そんな冬の時代に
蓄えた力を一気に
出し切った。
高らかに春の訪れを告げる、
見事なパフォーマンスだった

▼バレンタインデーの
チョコレートにも、
(いわ)れがある。
かつて英国の女性は、
気に入った男性に
媚薬(びやく)の効果をもつ
食べ物を贈っていた。
チョコレートにも、
フェニルエチルアミン
という「愛の分子」が
含まれている

▼五輪では、媚薬ならぬ
禁止薬物の摂取は御法度
である。ドーピング検査で、
スピードスケート・
ショートトラック男子の
日本代表選手から、
陽性反応が出た。本人は
違反を否定しているものの、
こちらは気がかりなニュース
である。
(産経抄 産経ニュース2/14 05:04)

強風の中で実施された
12日のスノーボード女子
スロープスタイル(SS)
決勝は、転倒者が続出する
波乱の展開となった。
国際スキー連盟(FIS)は
「競技に支障がないほど
 気候は安定していた」と
釈明したが、選手からは
「不公平」「危険」など
批判の声が相次いだ。

女子SSは11日に予選を
行うはずが、強風で中止と
なった。
全選手が出場した12日の
決勝も本来なら3回行う
演技が2回に短縮され、
競技開始も1時間以上遅れた。
 
強風はそれでも収まらず、
ジャンプの際に空中で
あおられて着地に失敗する
選手が続出。
日本勢も苦しみ、2015年
世界選手権覇者の鬼塚雅は
19位に終わった。
日本勢最高の9位に入った
藤森由香も2回目で転倒
している。

決勝後は選手から怒りの
声が続出した。
15位にとどまった15年
世界選手権2位のアンナ・
ガサー(オーストリア)は
「厳しい状況で、
 風がどうなるかは
 宝くじのようなもの
 だった。
 公平な大会だったとは
 思えない」。
銅メダルを獲得したエンニ・
ルカヤルビ
(フィンランド)も
「気象状況は悪く、危険
 だった。転んであごを
 少しけがしてしまった」
と話した。

競技運営に関わるFISは
声明を発表。
「選手の安全は最優先事項」
とし、決勝前の練習を
支障なく実施後、ジュリー
(審判委員)が天気予報を
確認して競技可能と判断した
と説明した。その上で
「われわれは選手が最高の
 パフォーマンスを出せる
 舞台を整えねばならないが、
 屋外競技では環境への
 適応力も(選手に)
 求められる」と主張した。

だが、選手にとっては4年に
1度、あるいは一生に1度の
舞台。
運不運に加え危険性もある
中での実施が正しかったのか
どうか。ルカヤルビは
「練習時の気象はまだ
 よかったが、その後
 本当に悪くなった。
 中止か延期するべき
 だった」と対応を
疑問視した。(五輪取材班)
(平昌五輪 スノーボード
 同ニュース2/13 22:12)


私は、何で一段一段なんだろう。
    モーグル上村愛子
これはバンクーバー五輪
4位で表彰台を逃した
ときの言葉である。

彼女は、
1998年、長野五輪で7位、
2002年、ソルトレイクシテイ6位、
2006年、トリノ5位、
2010年、バンクーバー4位
の成績であった。

練習を重ね、選手によっては
その人の旬のときに、
五輪を迎えていることを
考えれば、
大会運営は
「アスリートファースト」で
なければならない。
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2018年02月14日

異説に「見ざる言わざる聞かざる」の三猿はやめよう

'18年2月14日(水)    
[原発事故] ブログ村キーワード

東日本大震災による
東京電力福島第1原発事故
から、約1年後のことだ。
国連放射線影響科学委員会
(UNSCEAR)の委員長が、
事故に伴う健康被害は
今後も考えにくい、と発言
した。ロイター通信が
伝えたものの、日本では
ほとんど報道されなかった

▼大切な情報が、
「日本人のオツム」を
通り過ぎていくのは、
当時のメディアが
放射能への恐怖に
凝り固まっていたからだ。
そう指摘したのは、
先月「自裁死」した
評論家の西部邁さんである。
毎日新聞に寄せた論考で、
「異説に耳をふさぐな」と
警鐘を鳴らしていた

▼同じような風潮は
今も続いているようだ。
昨年9月に
日本学術会議から出た
「子どもの放射線被ばくの
 影響と今後の課題」は、
福島第1原発事故による
胎児への影響を否定して
いた。東洋大学教授の
坂村健さんが正論欄で紹介
するまで、まったく知らな
かった。坂村さんによると、
愚直にデータを積み重ねた
結果、
「科学的には決着がついた
 と認識されている」
とまで踏み込んでいる

▼1`当たり、
飲料水10ベクレル、
一般食品100ベクレル。
福島第1原発事故後に
国が設けた、
放射性セシウムの基準値
である。
米国ではすべての食品で
1200ベクレルである。
昨日の小紙の報道によると、
国の放射線審議会は、
この基準について議論する
方針を固めた。ただし、
基準の見直しが前提では
ないという

▼欧米に比べて厳し
すぎる基準は、
科学的根拠に基づいて
見直すべきだ。
以前からこんな意見が
専門家から出ていた。
もっとも過度な基準を
クリアするからこそ、
風評被害を抑えられる、
との考え方もある

▼西部さんは、
異説に対して
「『見ざる言わざる聞かざる』
 の三猿はやめよう」と
呼びかけていた。
活発な議論を期待したい。
(産経抄 産経ニュース2/13 05:03)

参考 
 自裁
 自ら生命を絶つこと
  (広辞苑)
posted by (雑)学者 at 00:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする